痙性斜頸 ジストニアの整体
先日、痙性斜頸ジストニアの診断を受けて脳神経内科の処方箋を服薬しているが全く改善がみられないといって来院した方がおられます。
この方の全身の骨格をチェックしますと特に頸椎棘突起5番が右に捻れています。
この捻れは頸椎椎骨をつなぐ靭帯に負荷をかけることになり、それが頸椎を支える筋肉郡の張りをつくっているのがよくわかります。
また頸部の胸鎖乳突筋の張りは頭を左右に回転させるときに柔軟性が失われいつも緊張状態になり振戦(首振り)をする原因ともなります。
痙性斜頸ジストニアは頸部の筋肉郡を支配する運動神経系の緊張状態によって発生しやすくなり、結果的に頭が傾いてくるものです。
観身堂では頸椎の圧迫と頸椎の捻れに着目してその歪みを矯正することで本来の正しい位置に戻す操作をします。
勿論、頸部全体の筋肉郡を丁寧にほぐして緊張を解放します。
こうすることで整体施術後は首の緊張が和らぎ傾きが軽減されていきます。
あとはその人の状況に合せて治療の頻度を決めていきます。
痙性斜頸・ジストニアという症状の来院者は少ないですが、数ヶ月に一度くらいは痙性斜頸ジストニアの症状を抱えて来院する方があります。
症状の程度としては個人差がありますが、共通しているのは頭が左右どちらかに傾いてくる傾向にあること。
または頭部が前傾になる傾向があることです。
進行してくるとこの症状に震えがでてくる場合もあります。
いわゆる振戦(しんせん)です。
これは手や頭、声帯、体幹、脚などの体の一部に起こる症状を言うのですが、不随意で自分の意思とは関係なく起こるリズミカルなふるえです。
振戦は、筋肉の収縮と弛緩が繰り返されたときにおこるものです。
脳神経内科では一般的に投薬治療がおこなわれていますが、実際はなかなか改善の兆候が見られずに困っている患者様が多いようです。
もう一つは、抗コリン剤の内服して経過観察だったり、異常な動きをする傾向にある筋肉にボツリヌス毒素を注射して筋肉の緊張を緩める方法をとったりしていますが、やはり結果的には必ずしも好転している事例も少なく改善は難しいようです。
事例としては、ボツリヌス注射をすることでこれまでよりも余計に振戦症状がでてきたという患者様もおられます。
盛岡整体の『観身堂』で整体を体験してみてはいかがでしょうか。
滝沢市牧野林1052-21 パルセ琥珀 TEL:019-687-4523
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