補完療法とヨガについて・盛岡滝沢整体「観身堂」
補完療法とは、医療とはみなされていない働きかけで個人の選択で用いられる健康療法のことです。
様々な選択肢があり、鍼灸・マッサージ、整体、カイロプラクティック、気功法、エステなどのオイルセラピー、サプリメントなど沢山の方法があります。
また、ヨガもそのなかに含められますが、ヨガは呼吸法を非常に大切にしています。
「吸う・吐く」を意識して行うことで外界からエネルギーを取り入れて身体へと充満させ、ゆっくりと深く長く吐いて考えや感情をコントロールしていきます。
「吸う・吐く」以外にも「止める」ことも取り入れられており、自然にあるいは意識的に息を止めて、また吸って身体に取り入れたエネルギーを全身に流していきます。
ポーズを保つときは息を吐いてリラックスし、ポーズを促して瞑想を深めていきます。
意識的な呼吸によって交感神経の働きと副交感神経の働きが整えられ、ストレスの緩和が図られます。
呼吸と自律神経はとても深いつながりがあり、私たちが意識せずともその働きは自動的に為され心身に影響を与えていきます。
このことは医学的にも説明されるところです。
こういったことは、私自身(院長)が30数年以上前に独学でヨガを少しだけ学んだ体験から話せる部分です。
ヨガは、一説によると今から約4500年前にインダス文明(南アジア地域)から始まったとされています。
近代的なヨガが最初に日本に広まったのは今から100年ほど前頃だと言われています。
時代の経過とともに現在では女性を中心として、美しいボディラインをつくることや、若々しく健康を保つための美容や健康のためのエクササイズとして人気があるようです。
観身堂にもヨガのインストラクターの方々が整体のために来院されます。
本来、ヨガは独自の哲学を持ち、瞑想から始まった心身の鍛錬の手段でもあります。
かつてはインドの地でもお釈迦様(仏陀)が出家したあとに瞑想三昧やヨガ行法三昧に明け暮れて修行していた時期がありました。
自分自身を見つめるためのツールや行法として、現代的なエクササイズという健康法の流行り言葉では語ることのできない奥の深さを秘めています。
ヨガという言葉は「つなぐ」、「結びつける」という意味を持っています。
ヨガは、心と体を結び付けて自分自身を見つめ、サーマディ(悟り:すべてのことから解放され、形や時を超えた悟りの境地・解脱・執着からの解放・心の調和))に到達するための過程であると言えるでしょう。
ここをメインテーマとしなければヨガはただのポーズでしかなくなります。
ヨガ教室内において周りに合わせるあまりアーサナで無理をして体の骨格バランスを崩して観身堂に来院するインストラクターも多いのは考えさせられます。
講師を務めるということは、自分自身が生徒さん以上に心の調和を図り、魂のステージアップしておかなくてはならないでしょう。
その為には、より、プラーナヤーマ(呼吸法)・ディアーナ(瞑想法)が成されていなければならないと思う所です。
そういった意味でヨガは哲学であり、一つの思想であるかもしれません。
きょうも訪問ありがとうございます。合掌
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