見えないものを観る

私が整体という仕事を始めて20年になります。この年数が長いのか短いのかは実際の処よくわかりません。あっという間の年月であったというのが実感です。

私はこの道に入って3年目の年に気づいたことがあります。『病めるもの我が師なり』という言葉が心に浮かび胸に広がったことです。鮮明に記憶しています。様々な経験をしました。失敗もしました。しかし、いつも心にあることは如何にすればこの症状が改善し、治癒するかということ、常にこの一点でした。

あるときベッドで仰向け状態の患者さんの頭に指で指圧をしているときです。患者さんの目から涙が溢れているではありませんか。

びっくりしましたが平静を装い、どうしました?と声をかけました。                     『何故かわかりませんけど勝手に涙が出てしまって』と絶句。少し落ち着いてから『先生が頭に触れたら無くなった主人が浮かんだものですから。』ということでした。

これだけのことですがあまりにもインパクトが強く印象に残っています。15年以上前の出来事です。このようなことがたまにあるのです。

また男性の患者さんに手をかざしているときのことです。すすり泣き、目を赤くして体を震わせて嗚咽するのです。勿論、体には触れていません。本人いわく、『どうにもならず勝手に涙が出て困りました。これは何なんですか?』と少々戸惑い気味。

帰りには『お陰さまで身も心もすっきりしました。』といって丁重に挨拶をいただき帰られた。

このような出来事について私が知り得ることは、患者さんが玄関に入ってきた瞬間にその人自身のエネルギー状態というか、またはその人に関わるエネルギーといいましょうか、このどちらもと言った方が正しいかもしれませんが、肉眼では見えないエネルギーを感知するということです。

クリーンなエネルギーもマイナスエネルギーのどちらも感知します。体が辛い状態で来院するのですからやはり、マイナスエネルギー状態の方が殆どです。そのエネルギーと関わることで私自身が倒れたことが何度かあります。体験から言えることですが見えないエネルギーを観てそれに関わることは相当体力も気力も必要なものだと実感します。

体験しない事は言えませんし書けません。その意味でこれを読んでくださった方がこの様な事実をどのように受け取っていただいても構いません。

現在も、この一般的には見えないエネルギーの存在を観て必要があればその都度クリーンな状態にしながら整体施術をする毎日です。ただこのようなアプローチを患者さんに伝えることは殆どありません。必要がないということと、伝えても理解できず、いたずらに困惑させることにもなるからです。

このエネルギーのお話しについては、またの機会にでも再びお話しさせていただきます。