トラウマ・夫婦生活・宗教被害


美子さん(仮名)からのご相談。義父母、夫、子供4人の計8人、三世代家族。相談者ご本人から、ご理解と承諾を頂き、公開することにいたしました。
この投稿を読んでくださることで、みなさまの悩み、苦しみ脱出の参考、気づきになればという私の思いを相談者にもご理解いただけたお陰で掲載をすることができた次第です。
以下相談内容
2012年9月26日 初めての訪問です。
大事なことが、沢山凝縮されているブログだと感じています。
結婚17年目ですが、子供を出産して以来、夫婦生活が嫌になりました。
拒むと夫はプライドを傷つけられたと「離婚だ。出て行け。馬鹿にした。」言葉の暴力を14年くらい受けてきました。
夜になるのが怖くて、夫が眠りだしてから布団に入る日々でした。
今では夫も随分穏やかになりましたが、拒むと夜中でも腹を立てるのは変わりません。
私も悪いとは思っていますが、過去に、ある霊能者から「従軍慰安婦の霊が憑いている」と言われたことも引っかかっているのと、過去に夫から受けた言葉の暴力の傷、幼少に兄の友人から体をイタズラされたこと、痴漢に遭ったこと、思春期の時、家庭がおもしろくなく大人の男性に走ったことが引っかかっているのだと思っています。
縁あって夫と結婚し、カルマを解消するためにお互い誕生しているのなら、やはり命ある内に調和をしたい、魂の向上をしたいと思っています。
本心では主人の一番の協力者でありたいと願っています。
このような場合、トラウマを自分で解決することは出来るのでしょうか?
私からの返信
9月27日美子さん。こんにちは。お返事が遅くなりまして失礼いたしました。
私でよければメールのやり取りでお話しをさせていただきます。
あなたのメールを開いて読みましたら、私の心に強い悲しみがいっぱい広がりました。
この悲しみの持つ意味は、あなたの心に潜在する恐怖心と不安感と不信感の渦です。とても辛い思いをされてきましたね。心からお察ししますよ。
あなたは、私のブログを読んで、信頼してくださったから今回コメントを投稿されたと思います。先ずそのことにお礼を申し上げます。ありがとうございます。
一人でも多くの方に読んでいただき、気づきの切っ掛けになればとの一念でブログ村に投稿しております。
さて今後どのようにすれば、あなたが一番ご主人と仲良く、心穏やかに生活していけるのかを一緒に考えてみましょう。
そのために家族構成などを簡単にお知らせいただければと思います。
差支えがあるようならお答えいただかなくてもよろしいですが、あなたの悩みを解消するために、いくつか質問をさせてください。
1・夫婦生活そのものが肉体的に問題や支障があって苦痛なのではないようですから、あとは心の問題をどう解決していくかということになりますね。
2・子供を出産して以来、嫌になったとありますが、妊娠前は嫌ではなかったのでしょうか。
3・子供の出産前後の心境の変化は何でしょうか。
4・ご主人の言葉の暴力は夫婦生活を拒否したときから始まったのですか。それ以前からですか。
5・思春期の頃の家庭環境はお父さんから愛情をいただけなかった?差支えがなければ、当時の家庭環境を簡単におはなしください。
6・大人の男性とお付き合いというのは何歳の方でした?その男性の良さは何だったのか。その男性と別れた理由は何ですか?
7・従軍慰安婦の霊については霊査のためにあなたのお名前と生年月日を知らせいただければ、お伝えすることが可能です。これは、より正確を期するためです。(メールから辿って霊査した限りでは全くその心配には及びません。)
これまでの質問は、あくまでも、美子さんの心の平安を得るためのプロセスとして必要な事柄だとご理解いただければよろしいかと思います。
但し、嫌なことはお答えいただかなくてよろしいです。
あなたの言っている『縁あって夫と結婚し、カルマを解消するためにお互い誕生しているのなら、やはり命ある内に調和をしたい、魂の向上をしたいと思っています。本心では主人の一番の協力者でありたいと願っています。』、この言葉はとても尊い言葉です。
こように言えるあなたの心には潜在的に良心、愛、慈悲が根強くあるという証拠なんですよ。
この心さえあれば、あなたは必ずトラウマを克服できます。ご安心ください。
相談者から9月28日 先生、返信有難うございます。
先生からのメールをいただき希望を持てました。
夫との調和のために自分の過去と向き合い、トラウマを解消できる事を信じます。
ありございます。
私は三世代同居の8人家族です。
家族構成は、義父母と主人、子供16歳から8歳mまで4人
質問の件ですが、
1.肉体問題はありません。
2.出産前は夫婦生活は嫌でなくすんなり受け入れられました。
とても子供がほしかったので、抵抗ありませんでした。
3.出産前後の心境の変化は、愛する対象が夫から子供へと変わったことです。
4.夫の言葉の暴力は、私が夫婦生活を拒むようになってからです。
仕事の人間関係でうまくいかず、酒を飲むと愚痴をこぼし、私にまで否定されたと思ったのかも知れません。
私にだけは甘えたいわがままを言いたいとよく口にします。
5.思春期の家庭環境は、実父が実践倫理宏正会に熱心で家庭や仕事よりも倫理最優先でした。自営のクリーニング店も倫理の都合でお店を開けないこともよくありました。
母は、毎日倫理漬けの父にほぼ毎日愚痴小言を言い、「結婚するんじゃなかったと」平気で言う人で、それは私が22歳で結婚するまで続いていました。
私は4人の兄弟姉妹で兄2人と妹1人です。
兄の友人リーダー格に5.6歳の頃呼ばれて風呂場やベットでイタズラされました。
兄はリーダー格に抵抗できない立場だったのか私を助けてはくれず言いなりでした。
子供の頃は兄2人からスケベ・ブス呼ばわりされ、思春期から結婚するまで家庭内ではお互い無視で挨拶も会話もろくにしたことがありません。
今は普通にはなせますが、ぎこちないです。母には悩み事など相談したことが一度もありません。気付いてもくれませんし、相談する対象には全くなりませんでした。
精神的にとても幼い母だったと思います。
6.大人の男性は、当時私は15歳で相手は海上自衛隊の27歳でした。
その男性の良さといえば大人だということでした。
私自身を受け入れてくれるかもと言う私の願望がありました。
男性の目的は体のみで、すぐ3ヶ月ほどで別れました。
7.私は○○県在住の39歳、美子(仮名)と言います。
ありのままを書いてみました。
先生に出会えたことを感謝します。
返信
美子さん、こんにちは。
詳細に家族構成をお知らせいただきありがとうございます。当然のことながら情報にに関しては守秘義務とし保管いたしますのでご安心ください。(詳細情報はカットしました。)
義父母との同居、授かった4人のお子さん。賑やかそうですね。8人家族ですと、あなたの負担も何かと多いことでしょう。
よく頑張って務めておられますことに心から感嘆しております。
また、あなたの生まれ育った環境は決して子供のためには良い環境とはいえなかったことと推察いたします。
お父さんとお母さんの夫婦仲は何を置いても大事なもので、それが子供たちに与える影響は甚大なものです。
その点は、あなた自身が体験されていますから言わずと理解しておられることですね。
ということは、あなたとご主人の夫婦仲も家庭生活の基本であることは申し上げるまでもありません。
あなたの心の中に何か、わだかまりがあっても、ご主人の心のなかに何かわだかまりがあっても、平和の足を引っ張ることになり、調和の妨げとなるのです。
あなたはご主人を愛しているとは思いますが、嫌っているとは思えません。
『主人への愛が子供に変わった』と話していましたが、真実の愛は無限大のものであって、尽きることのない井戸の水とおなじです。
井戸の水は地球の愛ですから誰にも分け隔てなく与えなくてはいけませんね。
子供たちに愛を向けたからご主人に愛は向けられないとするなら、世界の家庭生活は崩壊するでしょう。
家庭のなかにおいては、あなたが太陽なのです。美子さんが主役なのです。
生活の糧を得るために夫は働きにでて頑張ります。そのように家庭を守ることが夫の役目です。家庭はそれぞれの相互協力があってこそ成り立っていますね。
ご主人はあなたに愛情があるからこそ自然の営みとしてあなたを求めるのです。
あなたから心が離れていたら、あなたを求めることはないでしょう。
この世では、肉体のないあの世と違って、通常は夫婦の営みがあって相互の愛を確認することが自然のことなのですよ。
ご主人にとっては、あなたが必要であり、あなたがいるから、ご主人でいられるのです。
それは、あなたにも同じことがいえます。
ご主人がいればこそ、あなたでいられるのでしょ?
愛は自己都合を優先したら利己主義に変わります。
愛の本質は限りなく相手に与えることにしかありません。
愛されるために愛するのではなく、ただ与える愛でありたいものです。
ここに我欲、私心が入っては真実の愛から遠ざかるのですよ。
愛は与えることで愛されるのです。
子供たちが愛しいならご主人を愛し、受け入れてみませんか?
あなたを求めているご主人を拒否したら、ご主人は愛を否定された心境でしょう。これは辛いですね。
あなたが受け入れることで、ご主人は、より一層子供たちに対して家族に対して大きな愛で包んでくれることでしょう。
その意味で、あなたが与えた愛が巡ってあなたに還ってくるのです。
愛もまた輪廻するのです。反発や拒否も輪廻して自分に返ってきます。
願わくば、ご主人に対して『いままでごめんなさい。子供たちにばかり目を向けていました。』と一言、声をかけてみてはいかがでしょうか、ご主人はその一言で救われますよ。
さて、あなたが幼少の頃に受けた心の傷が、あなたの心に残っているなら、それに蓋をしてはいけません。
蓋をせずあなたの心から捨てて私に預けてください。
そして、あなたに悪戯をした人たちの為に『あの人たちの罪をお許し下さい』と一度だけでいいですから心から天に祈ることです。
あなたの愛は人にも天にも届きます。これができればあなたはトラウマから解放されます。
罪ある者のために祈る愛のエネルギーはそのまま、あなたの心に根差し、大きく広がるのです。
家庭を調和という光で満たすには、先ず、自分の心を愛あるものにしていくことで実現できます。
さて『父が実践倫理宏正会に熱心で家庭や仕事よりも倫理最優先でした。自営のクリーニング店も倫理の都合でお店を閉めることもよくありました。
母は毎日倫理漬けの父にほぼ毎日愚痴小言を言い、「結婚するんじゃなかったと」平気で言う人で、それは私が22歳で結婚するまで続いていました。』とありましたが、これは、あなたから最初にいただきましたメールの内容をみて一番に心に引っ掛かっていた事でした。
宗教や、それに類する教え、団体に盲目的に狂信して一番大事な基本である家庭生活をないがしろにするような傾向と事例は世間にたくさんあります。
この件については指導者の心の原点に何があるのかでその団体の実態が変わってきますから、やはり、指導者の人格、人間性に問題があるのであり責任があるのです。
宗教指導者で間違った方向に民衆を導いて自らが重いカルマを背負い地獄に堕ちている者たちは多いのです。
私のところにおいでになった方で、やはり実践倫理宏正会の会員がいました。
その方の生活は何も知りませんが、非常に傲慢で驕りの強い心を持った経営者であることだけはわかりました。
信仰を持っていながらこの方の心の汚れは何故、これほどまでになったのかと気の毒に思ったものです。
邪教を信仰したものは、生き方に問題があるために心を曇らせてしまい、あの世に還ってから相当苦労するのです。
これもまた致し方のない法則であり、秩序でもあります。
親子といえども相手を正すことはできないことです。
自分で気づくしかありません。
あなたは自分の人生を生き切ることです。それがすべてに優先されます。
打ち明けてくださったことに心から感謝を申し上げます。
私が話すことでわからないこと、疑問に思うことがあるときは遠慮なさらずに質問してください。そのままにしておくことは進歩を妨げることになりますからね。
この後の進展は次回に譲ることにいたします。
きょうも最後までお読みくださいまして心から感謝もうしあげます。またの訪問をお待ちしております。ランキング参加しております。、下のバナーをポチッとクリックして頂ければありがたいです。^_^;