日本武尊(やまとたけるのみこと)

私は現在は岩手山麓に住まいして23年になる。

25年前は市街地の貸家に住んでいましたが、その当時の出来事です。

いつも遠くから見る岩手山の姿が勇壮で春夏秋冬の四季がさらに山の姿を際立たせて、いつ見ても引き込まれるような感覚で眺めていたものでした。
あの山のふもとで生活したいな。そんな思いが年々強くなっていた。
ある日、一人で岩手山に登山しました。八合目あたりまで登った斜面で上から降りてくる人がいます。
近づくにつれて服装ははっきりとしますが、何故か顔がはっきりしません。
全身がダボダボの白装束で首には大きな数珠のような飾りが、腰は紐でしっかり結び、腰に剣が下げてあります。
足首もきちっと結んであり、今でいえば、とび職の人が着るような雰囲気というか、しかし洋服ではなく、明らかに日本の古来の5、6世紀頃のいでたちに思えます。
肩からは大きな白い袋が掛けてあります。まるで大和朝廷の時代そのままの服装のようです。とはいってもそれは後で気づいたことです。
こんな話をしたらおそらく何を馬鹿なことをというかもしれません。しかし、その時は何の疑問も不思議に思うこともなくすれ違ったのです。
言葉を発していないのに私の心に伝わる意思というかメッセージというか、よくわかりませんが、テレパシーのようなものでしょうか、『5年精進しろ。』と響いてきたのを鮮明に記憶しています。ここで目が覚めました。午前3時でした。
これは25年前の夢の話です。以後、夢のことはすっかり忘れていました。
不可解な夢の2年後に現在の住まいの土地(山林)を安価で手に入れることができ、その3年後には小さな家が完成していました。当時は一人、毎週末に山へ足を運び笹やぶの刈り払いをし、木の間伐をし、整地をして切り出した木は移動製材をお願いしてその場で柱材や板にし、家づくりの材料にしました。
土地購入してから4年目に息子が高校卒業するのを待って4月に家族で山に引っ越しです。
知人から戴いた12畳の古いプレハブと、週末に通って作った手作りの3坪の丸太小屋が住まい。
それを生活基盤に更に整地、水回り、便槽の設置、用材の調達、塗装など自分でできるところは全部自前の労働力でクリアです。
すべては週末と夜の作業でしたから着工してから半年以上もかかって年末になってようやくほぼ完成です。
楽しくて夢中になっていたためか疲労感は感じないで張り切っていたのを憶えています。
新築の家に住んで間もなくハッと脳裏に浮かんだこと、それは夢の中の岩手山の登山ですれ違った白装束の武将らしき人物の言葉『5年精進しろ。』です。
ようやく合点がいきました。この様な霊夢というものは後から答えが符号するもののようです。
新天地での生活に先だって自治会の会長さんに挨拶に伺い、なんとなく気が向いて岩手山神社に立ち寄りましたが、そこで目にしたものは岩手山神社の祭神であるところの『日本武尊』という名前でした。
不思議というしかありません。後で調べてみたのですが日本武尊は『日本書紀』や『古事記』に登場する皇族の息子です。
日本の平定の為に父の命を受けて東征にでて活躍した人物で全国の各地に逸話が残っています。
この日本武尊の服装が夢に見た人物そのものと一緒であったからです。
神社には詣でましたが、日ごろの私は神や仏に対しては敬うことはあっても願いかけて拝むことはしません。願うものではないと心得ているからです。
それは先に逝った親や先祖に対しても同じです。
何故なら私があの世に還って先祖となったとき、子孫が自分の努力で生きることを何より喜ぶであろうから。
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