夫婦

夫婦喧嘩
漫談の世界ではなく、実話なのですが、あれから40年。
妻の荒い口調に疲れ果て、会話が少なくなった老後の夫婦。
それでも勢いのとまらない妻。
そうかと思えば、パートナーの至らない点を探して愚痴を並べ立て、友人知人には、自分は落ち度がなく、被害者であるがごとくに話す人。
お互いが何かと大変な状況下で生活しているのはわかるが、一体、何が人間をこうまでして相手を裁き、阿修羅のような心にさせるのだろうか。
このような夫婦でも、どちらかが命にかかわるような事態になった時には慌てて少しばかり心の隅に残っていた情をみせるのもまた夫婦。
自分たちが生きて日々の生活が送れてきたことが何よりも有り難い事ではあるが、しかし、自分の思いが相手に通じないということほど淋しく、空虚感を感じるものはない。
不仲の夫婦であっても、お互い大事なものを失った時にこそ深く悟るものだろうが、それでは遅いし、連れ合いが亡くなってはじめて苦しみから解放された、というようなことであってはならない。
夫婦は仲良く暮らしていても、不慮の事故や、重篤な病気によって相手のお世話になることもあるだろうし、先立たれることもある。
また、不仲であっても80歳、90歳と、長い人生を不満と、愚痴と、怒りと、嫉妬で終わる人生もあるが、これもまた悲しい。
私自身もまた、夫として、男として、人間として、妻からすればどれだけの点数をいただけるか自信はありませんが、いずれにしても未熟者ではあります。
それだけに人間は夫婦に限らず、お互いに仲良く暮らしていないと、いつかは悔いが残ることにもなりかねません。
これまで相談を受けてきたなかで、離婚もやむなしというケースもあるが、願わくば、その縁を全うできれば、それはそれで、この世での難題、課題を消化したことにはなる。
しかし、どうしても一緒に生活をすることでお互いが心の調和ができず、かえって業を重ねてしまうような夫婦の場合は、離婚して新たなスタートをされたほうが心の調和という意味でいい場合がる。
夫婦げんかでお勧めするのは、早めに自分から謝ること。
男はプライドがあるといよくいうが、このプライドなど夫婦生活にか如何ほどのことでもなく、ないほうがいいぐらいです。
原因が相手でも、喧嘩して言い返したり怒鳴った時点で両者に非があります。
謝るのが悔しいという気持ちもわかりますが、謝ることは「負け」ではなく「調和」だということを覚えておきたい。
謝ることは真に強い人しかできないからです。
夫婦は一生毎日顔を合わせるパートナーです。
気持ちよく生活するうえでも、原因を分析して、改善策を講じていくことが不可欠です。お互い、よりより夫婦関係を保っていきたいものです!
今朝は、ここでネット上の記事を紹介したく、ここに転載させていただきました。参考にしていただければと思います。
以下、転載記事です。
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毎日新聞 12月27日(土)12時9分配信から転載。
『御嶽(おんたけ)山(長野・岐阜県境)で9月、57人が死亡、6人が行方不明になった噴火で、岐阜県各務原市の丹羽隆文さん(60)は一緒に登山していた妻玲子さん(61)を亡くした。
抱きかかえていた妻が腕の中で息を引き取ったあの日から27日で3カ月。悲しみは癒えないが、「妻は『頑張って生きて』って言ってくれていると思う」と気を取り直す。
夫婦にとって2回目の御嶽山。王滝頂上から剣ケ峰に至る登山道「八丁ダルミ」で噴火に遭遇した。
見晴らしの良い場所で昼食を取ろうとザックを下ろした時、玲子さんが異変に気付いた。
「お父さん、あれ何?」。振り返ると噴煙と噴石が舞い上がっていた。
2人で近くの岩陰に隠れた。
真っ黒な火山灰が迫り、熱も感じた。
丹羽さんは降り注ぐ噴石から守ろうと、玲子さんの頭を右腕で抱きかかえ、左腕で自分の頭を覆った。
しかし、丹羽さんの両肩や腕、膝から血が流れ、左腕にはめていた腕時計もどこかに飛んだ。
玲子さんも体に大きな噴石の直撃を受けたようだった。
「絶対生きて帰るよ。帰ろうね」
噴石が降りしきる中、2人で話した。
だが、自分も大けがをし、身動きがとれなかった。
寒がる玲子さんにカイロを渡し、お茶を飲ませるなどしたが、玲子さんが目に見えて弱っていると分かった。
「私もう駄目かも」。
普段は弱音を吐かない玲子さんの最後の言葉だった。
「一緒に帰るぞ。生きて帰るぞ」と叫び、体を揺すったが反応はなく、心臓の鼓動も感じられなくなった。
一緒に山を下りたいが、このままでは自分も死んでしまう。
「妻がここにいることを教えるためには、生きなければ」と残された力を振り絞った。
まだぬくもりが残る玲子さんの顔に傷がつかないよう帽子とジャンパーをかぶせ、シートで覆った。
「お父さんは生きて」と言われた気がした。
噴火から約4時間後、100メートル先の山小屋にたどり着き、翌日救助された。
玲子さんの遺体が山を下りたのはそれから4日後、顔はきれいなままだった。
玲子さんとは約40年前に職場で知り合った。
働き者で家のことは任せっきり。
畑仕事が好きで、自宅の周りには手入れされた花が咲き誇った。
自慢の妻だった。
登山は玲子さんの誘いで15年前、2人で始め、一緒にいろんな山に出掛けた。
1度だけ1人で山に登ったが、やっぱり2人一緒が楽しかった。
前を歩く丹羽さんを後ろから玲子さんが呼び止め、2人で花や植物に見入る。
あの日も噴火の前まではそうだった。
噴火から3カ月。
ようやく体の傷は癒え、定年後に再雇用された職場にも復帰したが、玲子さんのことは頭から離れない。
今月に入って遺品のザックを開けたが、玲子さんの登山用具が灰だらけだったことしか記憶に残っていない。
「(遺品を見て)一区切りをつけようなんて、冷たくないか」と問いかける自分もいる。
それでも遺影を見つめ、手を合わせながらつぶやいた。
「お前のように何でも上手にできないけど、自分なりに頑張っていくからな」』
ここまで転載記事で引用いたしました。AS20141024001274_comm
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