身体症状と霊的な背景の因果関係
身体が原因の症状
さっきまで何ともなかったのに、ショッピングセンターに入った途端に急に後頭部が重くなったとか、頭痛がしはじめたとか、体や頭がファファするとか、目眩がするとか、あるいは体には病気がないけど急に動悸がし始めることがしばしばあるとか、急に息苦しくなる、呼吸ができない、過呼吸になる、ということを経験している人もいるかと思います。
こういう場合、例えば頭痛についてですが、一般的には医学的な解釈では、危険ではない頭痛ということでの片頭痛など、そして緊張型頭痛と捉えられているようですが、この緊張型頭痛は、慢性的な頭痛の7~8割を占めるともいわれています。
この緊張型頭痛、まるで万力で締めつけられるような痛みのほか、頭重感、ズキンズキンする痛み、毎日、朝から晩まで続く、肩や首が凝る、めまいを伴うといった症状などが特徴のようです。
そして、その原因が医学的に特定できない状態であれば、ストレス頭痛とも呼ばれ、文字通り身体的、精神的ストレスが主な原因とされています。
しかし、このやっかいな頭痛とその他の身体症状について、医学的な視点からだけではなく、霊的な視点から捉えるとどうなのかということについて述べてみたいと思います。
私が経営する整体院には、頭痛の症状で長期にわたって苦しみに耐えてきた人たちが毎日のようにおいでになり改善されていきます。
勿論、その人たちは一通り病院に通い、ペンクリニックや整形外科、、脳神経内科などで薬や注射を試みて改善できていない人たちです。
西洋医学で改善がみられなくて、鍼灸やマッサージ、その他の民間療法、代替療法など、東洋医学も試みた人たちもいます。
来院した折には先ずは、一番重要な頸椎の圧迫状況と棘突起の捻じれ具合をチェックをさせていただきます。
この段階で頸椎蕀突起の捻じれや頸椎ひとつひとつの圧迫が確認できれば、施術最後の段階で本来の正しい位置に矯正をして戻してやることで殆どの頭痛は著しく改善できます。
これは頸部の筋肉と神経が緊張から解放されることによって血流がよくなることに加え、棘突起の捻じれを正すことで末梢神経への負荷が取れることによるものです。
問題は、医学的に原因が特定されず、頸椎棘突起の捻じれや圧迫が差ほど問題ではないのに頭痛、あるいはその他の身体症状がが頻繁にあるというケースです。
頸部(首)の筋肉が仕事や姿勢、あるいはストレスによって異状に張りがある場合は、それも頭痛にはつながる場合もありますが、そうではなく、身体にこれといった原因となるようなことが発見されないのに症状が改善されない人がいるということ。
こういったケースは霊的な視点からアプローチすることによって、その実体が発見される場合があります。
精神波動&霊波動の悪影響
例えば、未浄化な霊、次元の低い霊によるエネルギー波動を体に受けた場合、あるいは憑依された場合、ネガティブ思考の人と接したり、会話をしたあとに体調不良になったときなどは、医学的な処置をしても改善が思うようになされないことも多々あります。
このことは、これまで来院された人たちの事例からいえることです。
中にはカウンセリングを希望しておいでになったにもかかわらず、相談ではなく、最初から最後まで90分間、愚痴と怒りの話しを一方的にして帰られた方もいました。
さすがに私も胸が苦しくて、相談者の言葉がもつ粗雑で荒い波動が心身に突き刺さり、痛みに耐えきれず、相談者が帰られたあとでその方の発する邪気を浄化するのに相当しんどい思いをすることがたまにあります。
人間の想念は、それが現象化するだけではなく、言葉にすることで言霊というエネルギーとなって働き、さまざまなものに作用することになります。
勿論、他人の心身には強く影響します。
「あの人の傍にいるといつも体調が悪くなる」というようにです。
相手がそういうことを口に出して言わなくても、どれだけ自分の不調和な精神が他に対して良くない波動として伝わっているかということでしょう。
それだけに人間の心で念じたこと、思った事、その時の心の状態が、良くも悪くもエネルギーとなって作用したり、反作用となって自分に帰ってくることを知っておく必要があるでしょう。
人間も自然の一部であり、自然界の法則は人間の心身にも深く影響しているのです。
心を調和している人の想念エネルギーは自他を癒しますが、心に不満や愚痴、怒り、嫉み、傲慢をもっている人間の発する波動エネルギーは、その人が語らずとも周りに居る人たちに悪影響を与えてしまうものです。
それはちょうど、下の画像のように水の波紋が広がる波動となって拡散し影響を及ぼすというようにです。
問題は、先に述べたような未浄化な霊、次元の低い霊、心不調和(不満、愚痴、怒り、傲慢、妬み)な人からのエネルギー波動を体に受けた(被った)場合の体調不良をどうやって改善したらよいのか、回避したらよいのかです。
その前に、こういった次元の低い邪悪な霊や人間の発するネガティブな心の波動エネルギーを体に受けると、その人の体の弱いところ、つまり、日頃の健康状態がよろしくないところに痛みやシビレ、あるいは疼痛、息苦しさ、重さ、倦怠感、憂鬱感、脱力感、無気力などとなって表れやすいものだということを知っておいていただきたい。
胃の弱い人は胃に自覚症状を顕わしますし、腸の弱い人は腸の不調を感じますし、首の状態が良くない人は頭痛となって自覚症状が表れてきますし、心臓の弱い人は胸が苦しくなったり左胸部が締め付けられるような感覚になったりすることがあります。
眼の弱い人は眼に症状が強く現れてきますし、皮膚の弱い人は更に皮膚の状態が悪化します。
蕁麻疹の出やすい人がいましたが、その方を直接浄化しましたら間もなく蕁麻疹が消えたことがありました。
ですから、霊的なものの影響、ネガティブな思考をもつ傾向にある人から受けたマイナス波動のエネルギーをきれいに浄化しますと、さっきまでの自覚症状がスウーっと消えてなくなるものです。
ここで事例を紹介します。
事例1
祐樹ちゃん4歳はご飯も食べれず、お昼寝しても、深夜の睡眠中でも、いきなり虐待でもされたかと思えるように泣き出してお母さんにしがみつき、非常に怯えていた日が何日も続き、保育園にいっても皆と遊べず、ひとり隅っこでうつむいたまま立ちすくんでいた。
お婆ちゃんは、そんな孫の様子が普通ではないからと小児科に連れていったが何もわからぬまま原因不明と診断されて帰ってきた。
そのお婆ちゃんは時々整体に来ていて、たまたま孫の話しをしたときに、やはり尋常ではないと思ったので、連れてくるようにと言ったらすぐに連れてきた。
その子はやはり完全に霊障でした。
すぐに浄化にはいり、憑依霊を外したのです。
祐樹ちゃんは家に帰ってそのまま爆睡して翌日まで起きなかったということです。
翌日から普通にご飯を食べ、保育園でもみんなと楽しく遊んでいるということを聞きましたし、その後は夜泣きも一切なくなったということです。
事例2
裕美さん45歳、肩が重くて頭重感があり、気持ちが落ち込み、イライラして落ち着かず、何故か悲しくて心が沈んで仕方がないという。
目つきがきつくなっている彼女の背景には未浄化な低次元の霊がいるのだが、どうやら職場で拾ってきたようです。
仕事柄いつも職場には数百人の人たちがいるために、個々の精神状態や、それに比例するように、どのような霊的な背景もあるだろうし、霊の存在が多くいても何ら不思議ではない。
特に一つの建物に大勢の人が集まっているような所は霊の存在も多い。
私はこの女性と、彼女にまつわる霊のために光を入れることにした。
まもなく彼女は堰を切ったように泣き出した。
数分後には未浄化な霊とマイナス波動が抜けて軽くなり彼女の表情も笑顔がみられた。
頭重感が取れ、心が安らぎ、本来の自分に戻れましたという。この間約五分位。
固有の魂
人間は一人一人が固有の魂をもって生まれてきます。
固有の魂とは何度も何度も生まれ変わり、輪廻転生してきたなかでできあがってきた個性ある魂ということです。
人間形成という意味では、確かに生まれた家庭環境や、教育、生活習慣、環境などによって影響を受けて育っていくのですが、だからといって子供の言動が不調和なことをすべて親の責任とばかりもいえないのです。
どれほど厳しい家庭環境に生まれていながらも、道を誤まることもなく、自分が置かれた状況下で荒れることもなく必死に生きて行く子供もいます。
逆に、恵まれた家庭環境に生まれて何不自由なく生活していながらも、荒んだ心になっていく子どももいます。
こういったことの違いをみるときに思うことは、やはり魂というものは、それぞれに転生輪廻の過程においてひとつの傾向性(癖)をもって生まれてきているということです。
霊的な視点を別にして肉体的な視点から見た場合ですが、精神的なアンバランスが自律神経のバランスを崩し、強いてはそれが内臓の不調をを招き、体全体にまで及び、不眠やうつ病、パニック障害、不定愁訴、倦怠感、動悸、食欲不振、下痢、腹痛、過敏性腸症候群、等々の症状までも発症すようになるということ。
そのうえで、霊的なものの悪影響は、根本的に精神的な不調和が起因する場合が多く、そういった影響を心身に受けた場合にも、さらに身体症状や精神的な不調和が生じたり、あるいは精神的な疾患にまで到るケースが多々あるということの事実を知っていただければと思います。
特に、精神的な疾患に陥っているような場合は、未浄化な霊、浮遊霊、自縛霊、というネガティブな霊たちの憑依が見受けられることもまた事実であります。
こういう場合は、その場限りの除霊では、再び憑依されることになり、根本的な事態の解決になることはありません。
私が相談者に対して霊的な背景を説くのではなく、自身の心のあり方が人生をよりよくする為の必須条件であることをお話しするのはこういったことの理由によるものです。
最も重要な事は、このような実態を知った上で、精神を患っているご本人が、意を決して勇気をもって自己改革に臨まなくてはならないということです。
自分の心の癖、すなわち傾向性を良く知り、修正するための努力をしなければ、その傾向性は一朝一夕では修正できるものではありません。
これを以って「業」カルマというわけです。
私たちは転生輪廻でつくった業を修正し、良い個性はそのまま伸ばしてきました。
今また、この世においても、より心のステージアップを図る為に、弛まずに心がけて努力をしていかなければ成長などできようはずがありません。
縁があってこそ子が生まれ、親となれたわけです。
子が成長するまで親が尽くす姿は、野鳥をみていても顔がゆるみます。
知恵ある動物だからこそ、人間の子育ては苦労が伴うのでしょう。
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