心の置きどころ(逆境を乗り越えて)

逆境を乗り越えて

同じ環境の中で、同じように苦しく辛い体験をしても、自分の人生は何て「幸せな人生」だと感じる人もいれば、とても 「不幸な人生」だと感じる人もいる。

ということは幸せか、不幸かは環境や条件ではなく「自分の心」が決めていることになります。
自分に都合が悪いと人のせいにしたり、相手を批判したり、責めたりしがちなのもまた人間。

私たちは「苦しい体験」をすることで心は痛みますが、受けとめ方を変えると心も体も楽になることに気付かされます。

お母さんのお腹にいる段階で、片足のないことが分かった赤ちゃんがいた。この子のお母さんは、片足がなくても産むと決心して産んだ。

この子は小さい時から『諦めない心』を母親から教えられ、高校からレスリングを始め、学生チャンピオンになった。片足がなければレスリングは限りなく不可能に近い、しかし、この子は可能にしたのである。

片足の子は、『貧乏だったから、家も失いました。でも僕の魂はどんなことがあろうとも屈しません・・・。足が一本無くても、そこから何かを学びなさいと、神様が言ったのだと思う。』と言った。

母子家庭のでもあり、母親が働きづめで倒れたとき、この子は大学を辞めようとしたが、母親が、『レスリングも大学も辞めるな。』と言ったという。

この子はレスリングの練習を集中的に短時間で切り上げて、そのあとバイトをして大学を卒業した。現在は、子どもたちにレスリングを教えながら著書も出版したという。

この子のように、とても厳しいハンデくを背負いながら「恨みの心」ではなく「感謝の心」で受けとめられることが出来れば、夢も実現し、幸せな人生、つまり、明るく、健やかで、穏やかな人生を送ることが出来るのではないだろうか。

このような生き方は胸が熱くなるほどこの上なく感動をします。恨みや憎しみにはない、遥かに大きく深い慈愛を感じる出来事です。考えさせられます。

人間、如何なる環境や境遇にあっても『心の置き所』は大切なものである。

善い行いも、悪い行いも、その行為に対する報い(結果)は、影が形に従うように必ずついてまわるものです。

人間の恨みは、自身が執着の原因に気づき、それから離れ他を許すことでしか静まらない。

怒りや憎しみの心は破壊のエネルギーとして自分を壊し、他に働き現実のものとなる。しかし、この破壊エネルギーが自分へ還ってくることに気づく人は少ない。

『善悪の報いは影の形に随(したが)うが如し』

自分が行ったことの全ての結果は自分の影のようについてまわるものだということです。

海は地球の約80%近くを占める広大な面積。海は多くの生命が育まれる源でもありその恩恵は計り知れないものです。

その水平線の彼方に顔を出す太陽の輝きは、それ以上に私たちに多くの恵を施してやまない。そんな太陽から学ぶ愛の本当の姿は無償という言葉で心に響き広がります。

心から嬉しいとき、どうしようもなく悲しい時、やりきれないほど淋しい時に涙をながすことは悪い事ではないし、恥ずかしいことでもない。

涙を流せば心の曇りを一緒に流してくれる。 空の雲もやがて雨となった後には澄み切った晴れの大空が広がるように。

だから涙を流すことはとても必要なこと。

涙は心に元気と勇気を取り戻してくれる。

涙は命の源。 元気を育む一滴の海

涙は世界で一番ちいさな海である。

人間、走っても、歩いても、一日は一日。走ってばかりじゃ疲れきってしまうし、動かなければ進めない。

歩いたり、走ってみたり、立ち止まってみたりで自分のペースで過ごせればそれでいいではないか。急がず、たゆまず。

どんなに体が辛く、心が萎えても、どんなに自分に嫌気がさしたり、自分を否定したりしても、自分を必要としている人がいる。必ずいる。

みな必要だからこの世に生まれてきたのであって、必要でない人は誰もいない。

身体の病気、心の病気で動けない、動けないのは、実は天がくれた休息の時間。

心を休めることは自分を省みることである。

昇る朝日や、しずむ夕日に照らされてみると、生きることの勇気や淋しさ、悲しみを強く心に感じるのは心が生きているから。

太陽から頂くもの、海からいただくものは、いつも無言の働きかけ。

静かに向き合わないと、そのことには気づけないで過ぎてしまう。

動いてばかり、つっ走ってばかりじゃ気づかない。

無言の働きかけは太陽だけではない。お月様も同じ。満月も、三日月もとてもきれいです。たとえ雲で見えなくても綺麗な月は存在しているのである。

野の花一輪だって、誰に注目されずとも、ひっそりと花を咲かせている。

そう思うと身の周りの全てが愛おしく有り難く思えてくる。

『朝の陽に 何がおわすか しらねども ただ有り難く 涙あふるる』

きょうも最後までお読みくださいまして心から感謝もうしあげます。またの訪問をお待ちしております。ランキング参加しております。、下のバナーをポチッとクリックして頂ければありがたいです。^_^;