ふがいない自分
7年ほど前の話しですが、歯の調子が良くなくて歯科に行って治療をしていただいた。
奥歯を一本抜歯した後に服用するようにと抗生剤が処方されたが、服用後に私はお腹の調子が悪くなり便秘になってしまった。
便秘なんて生まれてこの方60年近く知らなかったし、薬は殆んど飲んだことがないのだが、抜歯をきっかけに一か月ほど便秘状態が続いたことで抗生剤の功罪を思い知ったのです。
元々わたしの場合は薬に対して非常に敏感に体が反応を示しやすく、鎮痛剤、風邪薬、その他、漢方薬しかり、薬という薬には敏感に反応するのがわかる。
例えば、鎮痛剤ひとつとってもそうだが、服用すると胸が苦しくなるし、胸が痛くなってくる。
あとで調べてみたら副作用だと知った。
二十歳の若い女の子が鎮痛剤を飲むと胸が痛いと言っていたが、この子は小学生の頃から男子と一緒にサッカーをやっていて、今でも一般でサッカーをやっている元気で才能あるプレーヤーです。
心臓に疾患があるわけではなく、健康体そのものなのに生理痛を抑えてプレーするために鎮痛剤を服用していたのだが、胸痛が鎮痛剤の副作用と私から聞いてからはプレーのときは飲まないことにしたようだ。
お薬というものはただでさえ副作用がつきものだが、若い時よりも歳を重ねて老齢になってくると身体への負担が大きくなってくるものです。
勿論、副作用も強く現れるようになってきます。
年を重ねるということは薬の問題だけではなく、これまでできていたことができなくなってくることでもあります。
そのときに「何とも不甲斐ない」と、もどかしく思うことも多々ありましたが、最近はふがいない自分と仲良く生きていくことにしています。
人間、若い頃には、たくさんのものを持っています。
体力はもちろんのこと、気力や美しさも光り輝いています。
そのはち切れんばかりの溢れる力があればこそ、多少の悩みなんか吹き飛ばすこともできるでしょう。
しかし、その若さもまた永遠のものではありませんね。
頑健で丈夫な体もやがては病に罹(かか)り、美しかった肌には幾重ものシワが刻まれ、身体は前屈姿勢になり、身長も縮み、歩く姿も一目瞭然で老齢者と分かってしまう。
町の中をあるいてショーウインドーに移った自分の姿にショックを隠せない。
でも、嘆いていても何も変わりはしませんし、時間がもどって若返るわけではありません。
嘆いた分だけよくなるのなら、いくらでも嘆けばいい。
しかし悩みというのは、嘆いた分だけ大きくなっていくものです。
悩みは、嫉妬に似ているところがあります。
初めは小さかった悩みも、そこにばかり目をやっていると、どんどん雪だるまのように膨らんでいくからです。
そして、急こう配を転がりながら小さな悩みもくっつけて、自分ではどうしようもないほどに大きくなっていく姿こそ雪だるまそのものです。
そうなる前に、もう一度客観的に自分自身を眺めてみることです。
客観的にとは自分から離れて自分を観ること。
第三者の視点で自分を観ることができたら大きな間違いもしませんし、過去にとらわれて嘆いているようなことも少なくなってくるでしょう。
誰しもこれまで持っていたものを失う。
これは悲しいことであり、淋しいことです。
しかし失ったものばかりを嘆いていても前には進みません。
ふがいない自分も自分です。
そんな自分としっかり向き合い、そして仲よく生きていくことです。
まわりにはたくさんの人がいます。
でも、二十四時間ずっと一緒にいるのは自分だけ。
その自分を嫌うことなく大切にしてあげなくてはいけない。
悩みを抱えている自分もまた、いとおしく思って生きていきたいものです。
4月28日 火曜日は「霊と物質・4次元をキャッチできない理由」をアップ予定です。
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