円滑な人間関係のために

007私のところにおいでになる人たちは、精神的な疾患をかかえて困っている人たちが多いのですが、なかには人間関係に悩んで相談にくる人たちもいます。

多くの人が悩んでいる人間関係ですが、人間関係がうまくいかないことが、それだけにとどまらず別の悩みの原因にまで発展してしまっていることも少なくと思います。

原因は人それぞれです。

人間関係の問題はどうして起こるのでしょうか。
イヤな人間・やさしくない人が多いからでしょうか?
そうではないでしょう。
自分自身を振り返ってみたときに、比較的いつでもだれとの間でも、人間関係がうまくいかないと悩んでいるという方の場合は、自分自身にもなんらかの原因があるとが考えたほうが良いかもしれません。
人というのは人それぞれの生きてきた経験というのがあります。
学んできたこと、見てきたこと、聞いてきたこと、やってきたこと、これまで付き合ってきた人も違いますし、好き嫌いもそれぞれです。
話すことが苦手な人、自分の思いを正しく伝えることができない人、反面、自己中心的な言葉を発してしまっていてもそれに気づけていない人と、いろいろだと思います。
ですから、その人が生まれてから今まで、生活の中で培ってきた価値観というものは簡単に変えることはできないだろうと思うのです。
相手に非がある場合もあると思いますが、案外自分が相手に悪い印象を与えていることが発端になっているかもしれませんし、相手の心に土足で踏み込んでいることもあるかもしれません。
それを自分が意識できる出来ないにかかわらずです。
しかし、自分自身をよくわかっている人の場合、他の人との人間関係も円滑にいくことが多いのではないだろうか。
別な視点からいうと、先ずは今の自分のことを自分で好きになれない人は、人間関係がうまくいかないケースが多いようです。
何故なら、自分のことを好きになれない、嫌いなのに、他者に思いやりをもって接することができるはずもないでしょう。
苦手意識
苦手というのは、多くの場合、自分でそう決めつけてしまっている場合が多いものです。
例えば、前の職場ではたまたま、人間関係につまづいたという経験をしたことで、それを引きずっている場合、実際はその関係は、前職をやめた段階で、完全に解消されているはずです。
ところが、「どうせ私なんて…」「俺はどうもダメだな…」などと、思ってしまうと、人前で冷静な態度や自然な行動を取ることができなくなります。
こうなってしまうと、自分が息苦しくなるだけではなく、周囲からも「付き合いづらい人」だとか「気分屋」だと思われるようになってしまいかねません。
状況が険悪になってくると、常に人の顔色や言動を窺ってしまったり、他人を信用できなくなることもあるでしょう。
我の強い人
人間関係がうまくいかない人の特徴の大きな原因に、自分のことしか考えない、相手の事を考えることが足りていない、あるいはできない、人の話を聞けない、周りの調和よりも自分のメンツを重視する人。
感情的になりやすく、攻撃的な言葉を発してしまってもそれがどれほどお互いの関係を遠ざけることになるかということに気づけていない人というのがある。
こういう人の場合、自分が正しいと思っている気持ちが強すぎることがあり、目の前の相手に「それは違うでしょ、改めなさいよ」と言ってしまったり、相手を疑問視して露骨に裁くような言葉にしてしまうことが挙げられます。
実際には正しくない場合でも、自分が正しいという思い込みによって、人のやり方を批判的な言葉で問い詰めたり、果ては聞く耳を持たないというケースもあります。
想いというものは、言葉だけではなく、文字にも如実にでてきます。
心を閉ざす
どちらかというととても真面目なタイプなのになぜか人間関係がうまくいかないという人の場合、一番大きな要因は、自分が心を開かないということがよくあります。
なぜか他人に対して警戒心が働いてしまうとすれば、それは過去において親や身近な人から不信感の体験をしていることが心の深層に残っていることによるケースもあります。
また、親から正しい愛情をいただけていないことが多分に影響している場合もあります。
家庭環境の不和や、冷めた家族関係が起因しているということもあるのです。
しかし、そうはいっても、最終的には自分が心を開いて接しなければ、相手も心を開いてくれず、表面上だけの、そして建前だけのやり取りになってしまうから、付き合いも表面的なものになってしまい、コミュニケーションがうまくいきようがないわけです。
ただし、八方美人で誰とでも良好なの関係を作ろうとすることには相当な無理があります。
人を第一印象で判断してはいけないし、自分のことを否定することがあってはならないし、決して独りよがりになってもいけません。
マジメは良しとして生真面目は融通が利かないという意味で、やはり偏っていますからよろしくありません。
猜疑心をもって接すると相手の心理を読もうとしすぎて、結果は自分が臆病になったり、相手に警戒心をもたせることになってしまいます。
場の雰囲気や空気が読まずに思いついたことを簡単に口走ってしまうのも自分が浮いてしまいますから困りものです。
八方美人で誰とでもベストの関係を作ろうとすると、節操のないお調子者ということにもなり、周りの目も距離を置くようになるでしょう。
自己主張が強く、常に自分優先して物事を考え、それを言葉にすれば決定的に人間関係が崩れていきますし、周囲も避けるようになってきますが、これが結果的に人間関係を気まずくしてしまう大きな原因といえると思います。
こうしてみると、人間関係をスムーズにするということは、決して特別なことではなく、上述の事柄と逆のことをしていればいいだけのことだと思うのですがいかがでしょうか。
私が思うに、人間関係を円滑にする方法があるとすればそれは小手先の方法論ではなく、先ずは、「自分を知ること」から始められるとよいと思います。
これなくして他に目を向けたり、原因を外にあるとする考えがあるならそれは改善できないことの最大の原因となることでしょう。
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