ツワリと霊的視点

吐き気、匂いに敏感、食の好みの変化、ツワリの症状は早い人で妊娠5週目あたりから始まり、週数が進むにつれてひどくるようで、ピークは8週、9週、10週、11週あたりがピークだと言われていますが、症状には個人差もあります。
ずっと軽い症状の方もいれば、ツワリの症状がひどくて動いていられないケースまでさまざまのようです。
通常は12週以降からはツワリの症状がおさまってくるでしょう。
つわりは約8割のママが経験するといわれてますが、まったくツワリの症状が出ない方もいらっしゃいます。
つわりの症状として代表的なのが吐き気ですが、症状が軽い人もいれば重い方もいらっしゃいます。
症状が重い方の場合、嘔吐を繰り返し、口に物を入れられない状態になり、脱水症状や餓死状態になる場合があるといわれています。
今まで大丈夫だったタバコのにおいや生活臭、食べ物のにおいに対して嫌悪感をかんじる事が多くなることもあります。
炊飯器の蒸気が苦手な方も多いようです。
お腹に赤ちゃんがいる間は今まで食べる事の出来なかった食べ物が食べられるようになったり、逆に好きだった食べ物が嫌いになったりする事もあります。
つわりの原因については医学的にこれといった原因が立証されていません。
色々な説があり、心理的な要因によるものがあるだろうといわれる程度です。
「私はツワリがまったくありません。おかしいですか?」という方もいらっしゃいます。
ツワリの時期は個人差があってもその事は本人にとってはつらいところも多く、食事内容やその摂り方を工夫している人も多いことでしょう。
きょうはツワリについてスピリチュアルな視点から述べてみたいと思いますが、過去にも一度つわりについて投稿したことがあります。
部分的に付け加えたり、訂正しながら再度アップしてみます。

自分の肉体と、もう一つの肉体である霊体を支配している魂、この魂のもてる能力はとても偉大なものですが、それに気づいている人はどれほどいるのでしょうか。

私たちは、実在するあの世から、万物の霊長としての偉大な魂と、偉大な知慧を兼ね備えて、且つ、計画を立ててこの地上に出ていますが、偶然に生まれたのでもなく、無計画に生まれたのでもありません。

そして私たちはあの世、次元の違った四次元以降、多次元の世界から、自分が望んで「今度はこの日本に生まれよう」、あの世において、お互いに「あなたは今度はお父さんになって下さい」「あなたは今度お母さんになって下さい」と、あの世で既に約束してきているのです。

ところが、お父さん、お母さんはこの地上に先に出てきます。

生まれてきたこの環境や思想や教育と、長い歴史の中に、人間のつくり出した習慣によって両親は、その中で盲目の人生を歩み、清浄で調和された自分自身の心を見失ってしまいます。

人間は地上に誕生した瞬間から過去の人生における記憶の一切を忘れて新たな人生をスタートさせます。

お互いに適齢期になるに従って、ある者は恋愛や、見合いをして夫婦になってゆき、ある者は夫婦になる約束を破棄し、あるいは夫婦を解消し、いろいろと問題を起こして自分自身が、苦しみをつくってゆくのです。

感動と悲しみ、そして苦しみと、様々な経験をすることによって更なる心づくりをしていきます。

『見えない赤い糸』といいますが、この世において夫婦としてお互いに愛の絆で結ばれる場合でも単なる偶然ではなく、天上界において双方が合意の上に約束をし、地上においてめぐり会っている場合があります。

親子関係についてもそうで、あの世にいるときに約束をいただき、子供は全てを承知のうえで地上に出てきています。

このブログを読んでくださっているあなたも、あの世では、霊体というあの世の肉体を持っていて、お母さんのお腹の中に入る直前まではみな大人なのであります。

そうして生まれる瞬間に、私たちの意識全体が潜在する部分表面化する部分とに分れます。

胎児の体に合わせて魂を小さくして宿り、肉体の成長と共に魂も向上させていきます。

あの世においては、潜在意識の90%が表に出て生活していますが、この地上においては、わずか10%しか表面に出ず、全体意識の90%は潜在しています。

お母さんの腹に入るまでは、90%の意識を持っておりますから、人間はこの地球上に何の目的で生まれてくるかを自覚しております。

胎児の体が人間として形作られる妊娠二か月から三ヵ月位になると胎児に魂が宿るのをきっかけに、ツワリが始まります。

このツワリは単にお母さんの肉体の問題だけではありません。

これはお母さんの心身の波動と胎児の心の波動がひとつのバイブレーションとして同調するまで続くのですが、ツワリが始まって一カ月月から二カ月ぐらいすれば同調でき、やがてはつわりという辛さから解放されるのはそのためです。

霊的な視点からすればツワリはお母さんと、胎児にやどった魂とのバイブレーション(意識波長)が合わないために起こる現象といえる。

先ずは、お母さんが日頃の自分の想念と言動を振り返り自我我欲の部分を反省して改める決心をすること、つまり、心を調えること、そのうえでお腹の赤ちゃんに呼びかけるのです。

『あなたの心と私の心を一つにして親子として心の学修をしていきましょう。

私も心安らかにしますから安心して成長してください。』と。

胎児の魂がお母さんのお腹に宿るときは、今世においてこの地球上の一年間の修行生活は、あの世の百年にも匹敵するだけの、善と悪とがミックスされた厳しい修行所であり、だからこそ魂の修行になるのだということを知っているのです。

嘘と真、建て前と本音、両立と矛盾、喜びと悲しみ、平和と争い、善と悪が並び合ったこの世の中において私たちは本当の魂の修行をして、その道を実践修行してくるということを、あの世にいる時に、誰もがみな納得して生まれてきているのです。

そのようにして私たちの魂の兄弟、あるいは多くの友だちに送られて勇んで地上に出てくるのに、この地上に出てしまうと、五十年、百年間というものはあの世と断絶します。
なかにはあの世の存在さえ完全否定する人もいます。
この世の人生を死というかたちで終わるように、あの世からこの地上界に出てくることはあの世での死でもあります。

地上に出るにあたっては誰もが志を立てて、ある人は、今度は医者になって病める人たちの為に立派に多くの人々を救ってきますといって出てくるのですが、なかには学問、知識の最高峰に有頂天になり、驕り高ぶり、患者を見下して上から目線でものを言うようになる人もいるわけです。

経済的に豊かになると人間は貧しきものを見下したり驕りが心を支配します。

しかし、心ある者は人生の目的を知り、真理を病める多くの人々に知らしめる努力をしてまいりますといって出てくるし、また地上においても人生の意義に気づき自らを反省して謙虚に生きるのです。

誰もがあの世では、人類はみな兄弟だということも、国土には国境があっても、魂には国境がないことも、人種差別がないことも悟っています。

この地球上へ出れば、それぞれ長い歴史の中で、私利私欲、自我我欲に基づいて、宇宙の細胞であるその地球上を占領して、ここは我が国であると、お互いに国と国との争いを繰り返しておりますが、そうした争いがあるのはこの地球上と地獄界だけです。

人類の魂は90%の潜在意識があの世では開いており、そのために自分の心で思うことは、即座に相手にも通じてしまう世界なのです。

それだけに悪い心が起これば、即座に心から光は消えてしまいますから自分ですぐ反省します。

なぜこのように心が暗くなったのか、その原因を追及して再び反省した時に、自らの魂は燦々(さんさん)と光り輝くのである。

人間が心を曇らせるのは自分白身が物質の奴隷となり、守銭奴となり、地位や名誉に固執した偏った価値観に執着するからに他なりません。

そしてまたあの世においては「今度こそは、今度は正しい生き方をして悟ってやるぞ」といって決心をして出てくるのです。

この地上に出て、わずか10%の表面意識では人生を渡っていくために、私たちの心というものはどうすべきかという点において盲目的であり分からないものです。

人間の弱さはこの点にあるといえますが、それだけにこの地上での学びの深さが違います。

そのために誰もが今を自由に行動をしておりますが、本当は暗中模索の人生ですから、それがまた心をステージアップするための修行でもあります。

このことは実在するあの世においては今度こそ使命を果たしてきますと送られて出てくるのですが、その約束を破棄して、自分勝手な行動をし、エゴに走り心を汚していきます。

こういうことを誰もが知ったならば、今、両親に対して感謝する心を行為に現わし親孝行するのは万物の霊長として当然なことであることも理解できるでしょう。

ところが現代の人々のなかにも、そのような心の持ち合わせはなく、親が勝手に生んだのだとか、教育するのは親の当然の責任だという者もいる。

子どもの頃の家庭環境が悪く、親自身もエゴで身勝手な言動をしているところの子どもなら気の毒で致し方がないところもあるのだが、自分が大人になっても、あるいは親になっても自分の親に感謝と報恩の心がないようでは如何なものかということです。

貧乏に生まれれば、『なんでうちはこんなに貧乏なのよ』と、親に不満を言い、世間を恨んだりする子どももいます。

これはしっかりと愛をもって諭してあげなくてはいけません。

この地上へ出てくる時、あの世においては、金とか、地位とか、名誉とか、こんなものは心のステージアップには関係ないのだということを私たちは、本当は悟っているのである。

ただひたすら永遠に変わらないところの私たちの主(あるじ)である魂、この魂を磨くということがまず第一だということを。

きょうも最後までお読みくださいまして心から感謝もうしあげます。