結婚と女性の運命


お見合い結婚であろうが、恋愛結婚であろうが、うまくゆけば限りなく幸福になれるし、悪く行くと、これぐらい不幸なことはないというのが結婚でもある。
かつては一緒に仲睦まじく暮らした夫婦が憎しみをあらわにして、骨肉の争いをし、裁判をしたり、お互いが金銭の請求で決着をつけるということは悲劇としかいいようがなく、心に大きな傷を残すことになる。
要するに人生が幸であるか不幸であるかは、その二人の結婚による結びつきがどうであるかによって決定されるといっても過言ではない。
誰と結婚するか。実は過去世で全く無縁であった人と結婚することはない。過去世でも縁のあった人の中から、自分の魂を磨くのに最もふさわしい人を選ぶことになるのです。
つまりこの世の結婚は単なる偶然の出会いによる結婚ではなく、あの世において縁のあるもの同士が綿密な計画と、お互いの約束のもとに、生まれてくる機会をいただき、この世で巡り会うのである。
見えない赤い糸とは真にうまい表現をしたものです。
一例。その夫は既に結婚前から女性関係が絶えなかったが、それでも彼に心を惹かれて結婚に踏み切った妻がいた。その妻は過去世において、自分が不貞を働き夫に苦しみを与えていたのでした。
少しばかりの美貌を鼻にかけて、次から次へと男を替え、夫を泣かせた。
その業(カルマ)があって今世では夫に不貞を働かれることによって、前世で夫が味わった苦しみを今度は自分が体験しなければならなくなったのです。
この場合、男女平等、男女同権ということで、夫がそうするなら私もという態度では、ますます業(カルマ)を重ねるだけであるし悲劇となる。
夫がそうしても、なお夫を憎まず、その夫の心をどのように大きな愛で包んでゆくか、どうすることが自分の魂の向上になるかを考えて愛を尽くしてゆくと、次第に夫の心は和らぎ落ち着き、夫自身がそれを反省するようになってくるであろう。
夫に求めることが多い妻はいつも不満の気持があるし、妻に対して求めることが多い夫は何かにつけて不満の心を持っているものである。
しかし、夫婦がうまくゆくのは求めることより与える気持ち、思いやる気持ちが優先されたときにこそそうなるのです。
女の穏やかな、そして謙虚で優しい態度は、凍りつき悲しく荒れた男の心を静かに溶かしてゆくのです。男はそのような母性の愛に一番弱い帰巣本能をもつ生き物なのである。
人間は逆境や不幸だと思ったときに、この逆境や不幸の中からどのように魂(心)の勉強をしなければならないのかと、人生を真剣に考える道を選ぶのか、または神も仏もないといって神仏を怨んで自分の心の在り方を少しも反省することなく生きるのか、この二つのうちどちらを選ぶのかによって、その人の運命が分かれる。
人生にはいくつかの岐路があるものです。その時に右をゆくのか、左をゆくのかでその人の運命が大きく変わっていくことはよくあることです。まさに私の若い時がそうでした。
人生の岐路における二者択一の場合に、正しい選択をする方法は、目先の利益や主観的な自己都合だけで判断しないことが遠回りでも正しい道を選ぶことになるのです。
自分が下した判断をもう一度、客観的に検証することで正しい選択ができるものです。
正しい夫婦の愛は求めることにあるのではなく、愛することにのみある。
人生には 山あり 谷あり
作用すれば反作用もあるが故に、行動すれば反発もある。
思いもよらぬ波風もある。
しかし答のない問題は一つも無し。
自分を縁として起きてきた課題は
自分の配慮で解決できるもの。
これも原因あっての結果で
心の法則の一つ。
人は難題で磨かれる。
この世でやり残したことは
あの世でより遂げることになる。
この世は数十年だが
あの世は数百年から千年以上
そしてあなたは再び生まれてこれた。