男女の『信』

問い合わせ『仏典には仏陀が女性蔑視したというように理解されるものがいろいろな形で出てきます。当時の社会的な背景や階級制度からすれば、あり得ることかもしれませんが、真偽のほどはどうなのでしょうか。』

この質問をくれた方は仏教について勉強をされている方だと思われます。少々専門的な話題になりますが述べてみます。

さて、男女は本来平等です。それぞれ長所を持ち、短所を有しています。

仏陀(釈迦)の集団は当初、男性ばかりでありました。風紀もキチンと守られ、心をみつめる理想の集団をつくっていたようです。

そのうち、義母のマハープラジャーパティーとパジャパテイ(後の出家尼僧)の希望とアナン(釈迦の十大弟子)の要請から、女性の出家を認めることになりましたが、女性が集団と生活するようになってからは、一部の間で風紀を乱す者があり、出家の目的が失われるような傾向か出てきたようです。

破門第一号はこのため、女性から出ました。こうしたことから、仏陀は女性を蔑視しているという説が流れたわけですが、理性の働き、意志の強さをみると、女子は男子より、やはり劣るようです。

これは転生の経験からくるもので、ある程度、やむを得ないでしょう。

女性は家庭を守り、子を育てるという環境から理性や知性を養う機会が少なかったからです。

さらに、女性についてもう一つ重要なことは、男は産声をあげると同時に、四次元の世界から一応断絶します。

この点、女子も同じですが、年頃が来て、結婚適齢期になると、女性は子を産むという条件から、四次元との交流がはじまります。

つまり、新しい魂を迎え入れる精神的、肉体的状況がつくられてくるのです。

別ないい方をすれば、お腹の胎児を通して四次元のあの世と常につながっているということです。

この点は男と女の精神的、体質的な相違といえましょう。

こうしたことから、女性はどうしても精神的動揺が男より激しく、心が定まりがたい、ということになります。

女性の感情は、こうした背景の下におかれているため、ネコの目の如く変わりやすいものです。

昔から霊媒とか、巫女というのは、たいてい女性です。

女性は四次元と感応しやすいので、善悪いずれにも、あの世の霊とすぐコンタクトするのです。

もっとも転生の過程で、行を積んでいる守護霊が背後にいる場合は、霊能を起こしやすい条件を伴ないますが、そうでない人でも、あの世の影響をうけ、感情の起伏が激しくなるわけです。

このことは、これまで多くの方の相談に応じてきたなかで実際に起きている状況を判断することで十分に理解することができます。

感情の起伏が強くある人の場合は特に、あの世の生物や地獄霊が寄りつきやすい状況をつくることになります。

仏陀が女性を蔑視したというより、女性はこうした体質を持っているので 『信』という問題になると、男とは違った結果になります。

この世もあの世も「信」によって結ばれています。
ましてや正しい法を伝えていくには「信」がなければ果たせません。
そうなると、感情にほんろうされやすい女性ではむずかしいということになり、女性蔑視した訳ではないが、そのような説話が生まれてきたということでしょう。
しかし、女性は子を産み、育てる大きな役割があり、そうした役割を通して、女性の生き方があるといえるでしょう。
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Posted by kansindo