心のエネルギー
己の心、意識のエネルギー源は、調和のとれた日々の生活のなかに、唯一の存在より与えられることを悟らなければならない。
私たちは、肉体を維持保存するためのエネルギー源が動物・植物・鉱物によることはわかるのですが、無形であり、しかも「宇宙意識」と直結していると思われる私たちの心が、なぜそれ以上にそのエネルギーを必要とするのか、理解できるだろうか。
私たちの心が「宇宙意識」に直結していることは、事実その通りです。
しかし、それにもかかわらず、私たちは、なにゆえに悩んだり、苦しんだりするのでしょうか。
また、病気もするし、事故や災難にも遭遇します。「宇宙意識」に直結しておれば、そんなはずはないと思われるのだが、実際はどうなのだろうか。
「宇宙意識」とは、調和の意識であり、善なるエネルギーを意味します。
動・植・鉱物を摂取することによって肉体保存のエネルギーと化しますが、いくらうまいものを食べ、エネルギー源を摂っても、事故や病気をします。
あなたは、この両者のちがいを考えたことかおりますか。
「心」のエネルギーは、唯一の存在から与えられるものなのです。
したがって、各人の心は宇宙意識である唯一の存在とつなかっていますが、その心にかなわない怒りの心や言葉を発するなど、自己保存の自我におぼれれば、胸が痛くなったり、血圧が上昇したりと、調和のエネルギーを供給できないのが実感できるとおもいます。
宇宙意識の光りエネルギーは、各人の善なる心に比例して供給されるものです。
ある教団の教祖は、この世は善のみで悪はない、不幸はない、悪とか不幸は心の影であって、人はすべて、善なる心しかないとして、現実的不幸を簡単に否定しています。
このため信者は病気になると、コソコソとかくれて医者にゆき、みなの前では、いかにも健康そうにふるまっているといいます。
正しい生活を求めるために入信したはずのものが、入信することにって、かえって偽善者になってゆく。恐ろしいことです。
悪は本来ないものですが、人間が勝手に正しい生活の軌道を離れるために、悪を生み出してしまうのです。
正しい生活をすることによって、宇宙意識より調和のエネルギーが供給されます。
調和のエネルギーが供給されますと、物事に迷うということが少なくなってきます。
常に安心して毎日の生活が送れるようになります。
仕事をしていても、思わぬところから注文がきたり、自分でも想像できないような良い結果が与えられます。
また、考えられない智慧が浮かんできて、災難を未然に防いだり、物事がうまく運んだりします。こうした調和のエネルギーは、食べ物から得られるものではないでしょう。
各人の毎日の執着のない、片寄りのない、調和された正しい生活行為のなかから与えられるものです。
正しい生活は、まず各人の心である想念が、正道にかなっていることが先決です。
怒りや憎しみ、足ることを知らぬ執着の、愚痴や嫉妬で心が揺れていては、調和のエネルギーは与えられません。
なぜなら、これでは調和のエネルギーの波動と合わないからです。
調和のエネルギーは、肉体をも支配します。夜やすむときに反省し禅定をしますと、たいていの疲れならば翌朝は爽快な気分でめざめ、肉体も軽くなっています。
反対に、今日は精神的に疲れたといってそのままやすむと、前日の疲れが肉体に残ることがあります。まず、やってみてください。
正しい生き方は理論や知識にあるのではなく実践です。
冒頭の言葉である、『己の心、意識のエネルギー源は、調和のとれた日々の生活のなかに、唯一の存在より与えられる』このことの意味を理解するいちばんの早道は体験です。あなたも体験を積んでください。
きょうも最後までお読みくださいまして心から感謝もうしあげます。またの訪問をお待ちしております。ランキング参加しております。下のバナーをポチッとクリックして頂ければありがたいです。
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