足し算 引き算
私の学生時代は特に数学と英語が大の苦手であった。しかし、そんな自分が今は足し算も引き算も応用しながら生活している。
足し算、引き算、割り算、掛け算は何も数学だけの世界ではない。
人生から愛を引いたら何が残る。
土地から水分をひけば砂漠になるようなものだ。
引いて良いのは手を引いてやること。
引っ張ってよくないのは人の足。
足して良いのは愛。
増やして良くないのは欲。
引いていいのも欲。
かけてよいのは暖かい声。
賭けて良くないのは金。
割ってよいのは喧嘩。
割って良くないのは仲。
特に減らしてほしいのは煩悩。しかし、これが一番むずかしい。
引いてよくないのは過去。
増やさないほうがいいのは未来の心配と不安。
増やしてほしいのは通帳の数字より信用。
人生に愛がなかったら、人に生まれて親を愛することもできず、親から愛されもせず、齢ごろになっても誰も愛せず、誰にも愛されなかったら、親になって子どもを愛せず、子どもに愛されなかったら、何を見ても、花を見ても山を見ても愛する気がなかったら、人生は無味乾燥なものであろう。
渇愛(かつあい)という言葉がありますが、人生には幸せと思えることがたくさんあります。でも、愛がなければ、心は乾いたままなのかもしれません。
愛がないと思うとしたら、それは愛の対象がないのではなく、自分に愛する心、愛を感じる心が足りないのではないでしょうか。
自分を愛してくれる人、幸せにしてくれる人を探したら、なかなか見つからないかもしれません。
でも、自分が愛したい人、幸せにしたい人なら、気づかないだけで探せば見つかるのではないでしょうか。自分が幸せになりたいように人を幸せにできるようになれたら、と思います。
人を愛する心を持ち愛の行為を実践できるようになれば、きっと自分を愛してくれる人も現れると思います。
また、人を愛することを知れば、人の愛も感じやすくなるでしょう。
自分が人を愛さずに、人から愛されたいと思うのは順序が逆ではないでしょうか。
また、愛する思いがあっても、行為として表さなければ、ないのと変わりありません。
愛の対象は、人だけではありません。
たとえば、動物を愛することも、自然を愛することも、仕事を愛することも生活を愛することも、自分を愛することもできます。
愛することで重要なことは
相手のいい所・相手の存在を幸せに感じること、
相手を信じる自分であること。
相手の現在と将来の幸せを考えられること。
困難も共にできること、・・・。
何かを愛する方法は人それぞれにいろいろあると思います。
愛の幸せは一時的なものではありません。
愛するものが存在するかぎり、愛し続けることができます。
日々の生活の中に愛があれば、心に潤いを保つことができるのではないだろうか。
愛と慈しみは永遠です。
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