うつ病は何故増えるのか

うつ病

うつ病などの精神疾患で仕事や日常生活に支障をきたすケースが増加している。

症状が続くうつ病の患者数(躁うつ病を含む)が、昨年4月時点で100万人を超えたことが厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査で分っている。

ちなみにうつ病の総患者数は平成20年現在で104万1,000人、うち男性が38万6,000人、女性が65万5,000人。年齢別総数は下記のグラフをご覧ください。

患者数

上のグラフを見てわかるように女性の発症率が高いことが示されています。したがって私のところにカウンセリングを求めてくるのも女性が多い。

一方、全国の自殺者は年間三万三千人を超え、なかには心の病が原因の人も多い。現代はなぜうつ病がこれほど増え続けているのだろうか。

いわゆる「うつ病」は1996年の段階では四十三万三千人でしたから、総患者数は、十年間で二倍以上に増えた計算です。

同調査はあくまで医療機関を利用した人が対象で、発症していても我慢していたり、職場に知られることを避けるケースもあり実際の患者数は更に多いでしょう。

医学的解釈では『うつ病』とは気分や感情の障害による身体症状であるとし、臨床現場では抗うつ薬を投与することでセロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の働きを促す治療が行われているが、あくまで対症療法的なものであり、原因の解明は成されていない。

薬物による治療は避けられない問題として副作用であるが、この副作用によって体調が低下することで朝の起床がダメになる、倦怠感が増してきた、集中力がなくなった、日中も眠気が抜けない、食事が以前より摂れないなどの症状を訴えるケースもある。

うつ病の予防するためには、普段から仕事などであまり無理をせず、十分な休養を取ることが大切ですと医学ではいいます、勿論、休養は大切です。

しかし、注目すべきは十分に休養を取れていたら発症しないのかとなると必ずしもそうではなく、休養をとったら回復するのかとなるとそうでもなく、同じ職場のなかで、同じ条件で働いているのに発症する人としない人があるということ。

ここに家庭環境の問題や心の傾向性(癖)という問題が潜在しています。

これは社会情勢の急激な変化や仕事だけではなく、家庭内のライフスタイルやプライベートでの人間関係などにおけるストレス、あるいは根本的には心の傾向性(癖)にも大きな原因がある。

私のところに相談にみえる方々には、これまでの心療内科での内容とは異なる手法で、ご本人の幼少の頃からの家庭環境、親子関係、心の傾向性(癖)についても深くアプローチしていきます。

物事に対する考え方、価値観、拘り、執着、生真面目、頑固、求めすぎ、といったことを解放することでうつ病は改善できるのです。

「程度のよっては自殺を考える人もいる」とすら言われるので、なるべく早く対策をとることをお勧めします。

投薬による治療を受けて、一度うつ病が治ったかにみえても、「遅れを取り戻そう」と仕事で頑張りすぎて病気が再発することもあり、復帰してこれまでより仕事量を減らしても間もなく再発するケースも多いのが実情でもある。

となると、必ずしも仕事量の問題だけではない理由があるということになります。

やはり最終的には心の在り方心の使い方対人関係の在り方、を根本的に見直していかなければ本当の回復には至らないでしょう。

うつ病患者は、とりわけバブル崩壊後に増えていますが、高度経済成長期には、うつ病にかかる人は現在ほど多くなかったという点も見逃すことはできないだろう。

思うに、かつて日本人は、良くも悪くも「額に汗して真面目に働けば幸せになれる」と信じていました。この精神は大事なことです。

しかしバブル崩壊にともない、そうした価値観は報われにくくなった社会でもあります。

すると、もともとうつ病にかかりやすい素質を持った、こだわり症で几帳面な人たちが、精神的な拠り所を失ってしまったのです。

うつ病を防ぐためには、自分の個性(傾向性)を知り、何事も『ほどほどに』『執着しない』『片寄らない価値観』の精神で行ない、生きることが肝心です。

また、うつ病の大きな特徴は、「仕事をするのがつらい、でも休むと仕事がたまる」などの悲観的な考えを延々と繰り返す「ぐるぐる思考」に陥ることです。

そこで重要なのが、「気分は考え方によって変わりうる」という発想の転換。

気分を暗くするのも明るくするのも、結局は自分の考え方次第だということを根本的に学び知ることです。うつ病で苦しんでいる方のなかには知識でがんじがらめになっている人もいますが、このような人の場合はちょっとした工夫と智慧を示してやれば早期に改善がみられます。

例えば「自分はこれまで頑張りすぎたのではないか」「頑張りすぎる理由はなんだろう?」「自分の癖にはどんなことがあるか?」「執着していることはないか?」などと、新しい考え方を試してみることで、「ぐるぐる思考」から抜け出す道が開けてくるはずです。

昨日のことに拘ると今が苦しくなる。

明日のことを心配すると今が不安になる。

今を生き切ることに徹すれば道は開ける。

悩み苦しむ人にとって、今いちばん必要なのは門を叩く手をあげること、それだけです。うつ病を改善したいと願う方にはご相談に応じさせていただきます。kandou0822@yahoo.co.jp

※きょうも最後までお読みくださいまして心から感謝もうしあげます。このブログを他の方にも読んでほしいと思われた方は下のバナーをポチッとクリックして頂ければ幸いです。
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