ソウルsoul(魂)
このブログに訪問してくださったあなたが、もしも自分の信念をもって足れりとし、あるいはすでに事の真実について頂上を極めたと自負されるならば、このブログを読む必要はないでしょう。
だが人生は一つの冒険であること、ソウルsoul(魂)は常に新しき視野、新しき道と深さを求めてやまぬものであることをご承知ならば、ぜひお読みいただいて、これまで目を向けることのなかったソウルsoul(魂)の進化の一助にしていただきたい。
このブログの記述は古来からの正しい教えと何ら矛盾するものではありませんし、道を迷わすような意図があるものでもありません。まして宗教など立ち上げる意志などは毛頭ありません。
私たちの地上生活と、死んでなおのちにも続く魂の旅路に必要不可欠の霊的な知識を述べていきますが、きょうは序文に止めておき、更新の都度に詳しく具体的に述べていきたいと思います。
もしもあなたに受け入れる用意があれば、それはきっとあなたの心に明かりを灯(とも)し、魂を広く大きく豊かにしてくれることでしょう。
その中にはあなたの理性を反発させ、あなたの知性を侮辱するものは何一つありません。
何故ならすべては愛と奉仕の精神から生まれたものだからです。
私が利益とするものがあるとすれば、それは読者の心の平和と安らぎ以外にはない。
頑固(かたくな)な心、石ころのような精神では本当の理に触れることも気付くこともないでしょう。
受容性に富む心、素直に受け入れ、謙虚に学ぶ心においてのみ花開くときがくるものです。
私たちがそのような気持になるまでには、宇宙の真理、自然の法則を心の中核として受け入れる備えができるまでには、そのために用意される数々の人生体験を耐え忍ぶというプロセスが必要でしょう。
もしもあなたがすでにその試練を経ておられるならば、その時点においては辛く苦しく無情に思え、自分一人この世から忘れ去られ、無視され、一人ぼっちにされた侘(わび)しさを味わい、運命の過酷さに打ちひしがれる思いをされたかもしれませんね。
しかし、心は逆境の中にあってこそ成長するものです。
黄金は破砕(はさい)と精錬(せいれん)を経てはじめてその純金の姿を見せるように、あなたが、もしもそうした体験をすでに積まれた方ならば、いま私が述べる言葉の中に共鳴するものが随所に発見されるでしょう。
しかし、そのことは私が語ることのすべてを受け入れるよう要求するものではありません。
あなたの理性が反発することは遠慮なく拒絶なさってください。
あなたの常識的感覚にそぐわないものはどうぞお捨てになってください。
私もあなたと少しも変わることのない一個の人間的存在です。
ただ私は、死後もなお続く人生の道を少し先まで探求し、そのことを先人から学び、また、ガイドからも指導をいただいて歩んできました。
これからのちに誰もが直面することになっている新しい、そしてより広大な人生がどのようなものであるかをです。
天という宇宙の意識に向き合うとき、文明と科学と経済に、そして自我に翻弄(ほんろう)されることなく謙虚さと畏敬の念があるならば深遠な自然の理を悟ることができるでしょう。
ここでいう自然の理とは偏りのない宇宙の営みのなかにある普遍的意識の存在と、人間の調和された心は一如であり、そのことが真理であることをいうものです。
この真理こそがあなたに自信と確信と理解力と、そして何にもまして、永遠に失われることのない、掛けがえのない霊的叡智(えいち)をもたらし、あなたの心に太陽が存在するでしょう。
天空の太陽も、あなたの心の太陽も、いつもその輝きを失っていないのです。見えないところでも常に輝いています。
わたしの言葉を活字で読んで慰めを得たと言ってくださる方々、それまでは孤独な思いの中で生きてきたつもりが、本当は決して一人ぽっちではなく、見えない世界からの大いなる愛に包まれていたことに気づいてくださった方々に、わたしからささやかなメッセージを贈りたく思います。
わたしの言葉がたった一人の方の魂の核心にふれて真我の目を覚まし、心に執着のない真の自由に気づいたことを知るだけで、わたしは何よりもうれしく思います。
みなさんが無明(心の闇)を追い払うごとに、迷信が退散していくごとに、頑固さが消えていくごとに、偏狭さが薄れていくごとに、わたしの心は喜びに満たされます。
霊的知識を正しく理解され、地上の善男善女が天の愛の存在に気づき、その愛の摂理(せつり)を正しく理解すれば、物的世界(この世)のいかなる力をもってしても、与えることも奪うこともできない豊かさを見出させてくれることに気づいてくださるごとに、わたしは無上の喜びを覚えます。
空を雲がよぎり、日の光が陰ります。やがて夜になり、星がまたたき、淡い月の光が夜空を照らします。辺りが闇に包まれ、夜のとばりに被われます。が、やがて又、太陽が昇り、こうこうたる光を放ちます。
太陽は輝きを失ってはいなかったのです。見えないところで輝いていたのです。
これと同じように私たちの肉体は睡眠に入っていきますが、実際のところ肉体は休息をとっても魂は一時も休むことなく動き、あの世の光のチャージをいただいてくるのです。ただ眠っているだけではありません。
天の摂理は、たとえ皆さんにはそのすべてを理解できなくても、一瞬の途切れもなく働き、変わることもないのです。
自然界の宇宙意識と調和された人間宇宙の心はひとつです。不二一体なのです。
これを愛の根源と言わずして何と呼ばれようか。
そう思うとき、又してもわたしの心に大宇宙への感謝の気持が湧いてまいります。
『過去も現在も未来も永劫かつ無始無終に存在し給う大宇宙の心よ。わたしは(人類は)、あなたをいっそう深く理解し、あなたの摂理をいっそう広く生活の中で実践することによって、わたしども人間の一人一人に内在する、あなたの神性の豊かさと美しさを、よりいっそう顕現することになりますよう、ここに祈念します。』
宇宙の摂理と秩序の根底にある唯一の意識を理解するには自然現象にだけ目をやるのではなく、その営みの奥にある無実態の相に心を傾けることで可能となってきます。
そして理解が深まるほどに、自身の愚かさや、ソウルsoul(魂)というものの素晴らしさに気づかされるでしょう。
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