自然寛解
体の病気&心の病気Ⅰ
私たちの体には、自分の病気を治す素晴らしい力が宿っています。
それを信じるか、信じないかは考え方しだいです。
『病気はよくなる』と信じてやってみる人には、大きな効果となって現れるでしょう。
名医と言われるお医者さんでさえ、こう言います。病気の回復には、「最終的には本人の意思・気力がものをいう」と。
だとすれば、私たちは自分の中に持っている治癒力に、もっと目を向けるべきかもしれません。
但し、その力が発揮するには、意識の転換(プラス思考)が必要になります。
なぜなら、自然治癒力は「プラス意識」の中でこそ、強く働くものだからです。
病気で寝込んだら、イメージなんてやっていられないと思うかもしれません。
しかし、疑わずに、あきらめず、 やってみることが大切です。たとえ、病院に入院していても、やろうと思えば出来ます。
もともと正常であった自分の遺伝子。病気になると、この遺伝子に変異が生じたことになる。すなわち、もともと正常にあった遺伝子を、不正常にさせたことになる。
もし、人間の体にそれだけの力があるなら、遺伝子の働きを正常に戻す力もあるはずです。
例えば、よく言われる「火事場の馬鹿力」、驚くべき力を発揮します。
これなどは潜在している気力が目覚めたことによります。人間の心にはこのような力が眠っているのですがそれを意識することで活用できるのです。
私たちは誰もが自然治癒力を持っているのだから、もっと自分の力を信じるべきです。
よくなったら信じる、治ったら信じる、という人がいるかもしれませんが、そうではなく、自分の中にある力を信じたら、奇跡が起きるのです。
人は、「目で見たものを信じる」ではなく、「信じたものを見る」のです。
この違いがおわかりでしょうか。できないと思えば、あなたはそれを見るでしょう。
できると信じれば、やがて信じたものを見ることになるでしょう。
自然寛解・・・ある時点を境に(あるいは何かを契機にして)、急速に病気が終息に向かうことがあります。医学では自然寛解と呼んでいます。
例えば、末期ガンで、余命数ヶ月と宣告された人が、手遅れのため何ら積極的な治療を取らなかったのに、数年後に癌が消失していたというような話がある。
しかし、この自然寛解には共通点がある。
メニンガー・クリニックの創設者、エルマー&アリス・グリーン夫妻が行った自然寛解の事例(400件)の研究では、すべての患者が、寛解が起こる前に「勇気と希望の道」を見いだし、積極的な姿勢に転じているという(劇的な意識の変化である)。
そして、これは外から強制されたものではなく、「自らの意思」という点に特徴があり、また、意識の奥深くに浸透しないと、効果は薄いと言われる。
自然寛解を経験した人の中には、あるときを境にして突然、自分が大自然と一体であるという言い知れぬ念にかられたと報告する者もいます。
私が過大な蓄積疲労の為に倒れたときは心拍数が120にもなり呼吸が思うようにならず死を意識した。短期間に4回も救急搬送されたが、しかし、何の病気も発見されなかった。
ダメージを受けた心臓の回復に3年の歳月を要した。倒れた時は歩くことさえできないほど体も心臓も衰弱しきっていた。体から魂が抜けてあの世を何度も往復し、気づかされることが沢山あった。
このときである。家の庭に四つん這いになり、天に大地に感謝の念が湧き、ひれ伏して号泣していました。これを境に心身が回復に向かいだした。
雨の日も風の日も、そして冬の風雪の日も、ただ黙々と歩く毎日を繰り返し体と心のバランスをとることに努めた。最初は5分歩くことが息苦しかったが徐々に徐々に時間も延長できた。
話を戻しましょう。
すべてに感謝したいという気持ちが起こったり、自分を苦しめる癌も自分の一部だという感覚が湧き起こったりして、気がついたときには、癌が消滅していたというような話もある。
これらはすべて心の変化によるものであることは疑いの余地がない。
私たちは肉体感覚の五官に左右された生き方をしがちですが、もっと自分の心(魂)が持つ無限大のエネルギー(力)をもっと信じるべきです。
自分を信じることの大切さに気付き人生観が変化して心の安息を得て幸せを実感している人たちがたくさんいます。
少しだけそのことを学ぶことでそれは実現されるのです。その為にわずかな時間をとることです。
健康は病によって知れり。
『何を食い、何を飲まんと生命の事を思い煩い、何を着んと体の事を思い煩うな。
生命は糧に勝り、体は衣に勝るなり。』
衣食住に執着して心を見失ってはならない、生命(魂)の真価は衣食住を超えたところにあり、肉体はどんな贅沢な衣装より優れたものです。ということでしょうか。
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