憑依の事例

possession
夜10時、電話が鳴った。
娘の様子がおかしく、異常な状況でどうしたらいいかわかりません。
夜分申し訳ありませんが助けてくださいというM子さんのお母さんからだった。
M子さんは過食症で二回ほどカウンセリングをおこなった子です。
M子さん。20歳の住む場所は東日本大震災の津波被災現場から5キロほど離れたところにあり直接の被害はまぬがれた。
自宅のすぐ近く数百メートルの場所に廃校となった中学校の校舎があり、震災直後には多くの遺体安置場所として使われた。
M子さんは今でも遺体の安置場所となった廃校の近くの道路を通れないという。
電話を受けた時のM子さんは、「ごめんなさい、ごめんなさい」とただただ泣いてばかりで呼吸ができないほど息苦しさを訴えていたという。
震災のときに波にのまれて、苦しさのなかで意識を失って亡くなった女性の霊がM子さんに憑依して苦しんでいたのです。
M子さんは元々、霊とコンタクトされやすい気質をもっていたのですが、そこにM子さん自身の心の不調和があるために未浄化な霊と波長が合い憑依をされたのだった。
直接会って手助けするにも、私の住まいとM子さんの住まいは同じ県内ではあるが、車で二時間半はかかる遠距離のために簡単には行ける距離にはない。
事は緊急を要する事態であり、何をおいても早速M子さんにまつわる霊を浄化して離脱させる必要がある。
事の経緯をお母さんから聞いてすぐに霊への浄化を始めることにした。
携帯電話をM子さんに持たせるようお願いした。
「M子さん。落ち付いて私の話しをよく聞きなさい。いいですね。」
私の守護指導霊に御協力をお願いし、M子さんに憑依する霊を浄化して離脱させ、然るべき天上界に案内するよう働きかけた。
私は電話口で祈った。
「大宇宙大神霊・仏よ、M子さんにまつわる諸霊たちに愛の光りをお与えください。諸霊達の心の罪を御許しください。諸霊たちの心に安らぎをお与えください。そしてM子さんの心に安らぎをお与えください。我が守護指導霊よM子さんにまつわる霊を然るべき天上界にお導きください。」と遠隔浄化をおこなった。
私の足元から頭のてっぺんまで身の毛がよだつほどに悪寒が走った。
そして数分後に悪寒は抜けた。
「M子さん。もう大丈夫ですよ。気分はどうですか?」
「涙がいっぱい出て、口から黒い影が抜けて行きました。気分が良くなり元に戻れました。」との返事だった。
憑依されないために
憑依はどのようなかたちであらわれてくるのかという判断材料としては、簡単に怒りを表面に出す人、何かするとすぐに泣き出す人、落ち込みやすい人、お酒を飲むと急に怒ったり、泣きじょうごになったりと、まわりがびっくりするほど人格が変わることでわかります。
こういったことはただ単に個人の性格の問題だといって片づけられるようなことではなく、霊的な視点からすれば、一時的な憑依によって起こり得るということです。
例えば、身体にアルコールが回ると先ず、理性が希薄になってきます。
理性が希薄になるということは表面意識の領域が沈んで、逆に潜在意識が表面に浮き出てくるということですが、憑依はこの潜在意識の部分が表面意識の理性や知性で守られないことで起こる危険な現象です。
ですから、お酒で表面意識の理性が失われることで憑依している霊が表面に浮き出てくるという現象がいわゆる酒乱という失態になるわけです。
お酒を飲んだから憑依されるということもありますが、むしろ普段憑依されている状態にある人がお酒を飲んで霊が表面化するととらえたほうが正しいでしょう。
憑依は段階があり、日頃気づかない程度であっても、突如として心を支配されて憑依霊が表にでてきて奇怪な言動をすることがあります。
憑依を取り除くこと以上に大事なことは、憑依されないためにはどうしたらいいかということを知って実践することです。
1・物事に対する思考を偏らせない事。
2・偏った眼で物事をみないこと。
3・言葉を大切にし、決して乱暴な言葉遣いをしないこと。偏った極端な発言はしない。
そして、拘り、執着を捨てた行動をすることで心のバランスが保たれることになり、それが憑依を未然に防ぐ唯一の方法です。
どれほど呪文を唱えようが、お経を唱えようが、塩を持ち歩こうが、水晶のブレスを身につけようが、自分の心が不調和という拘り、執着のエゴがあれば憑依は容易に誰にでも起こり得るということです。
よく憑依されやすい人は、先ずは自分の心の傾向性を見極めて反省をおこない、上記のような基準によって心を調える努力をすることです。
憑依は似た者同士のコンタクトであって、同じような心を持った霊とつながりやすいということですから、世間でよく言う、霊のせいにして先祖の霊がどうとか、水子の霊がどうとかいうのは全く持って責任転嫁といえます。
自分の不幸や災いを霊のせいにしたり、他人のせいにしているならば、即刻そういった考え方を根本的に改めて、自分自身の心の傾向性、あり方を見直すことが肝要です。
それが成されなければ災いや憑依は決して無くはならない。
M子さんはこれから心の正しいあり方を学ぶと約束してしてくれた。
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