子どもの涙
ある日、小学校6年生の女の子が暗い表情で来院しました。
この子は脊椎側湾症と医大の整形外科で診断され、骨盤から脇の下まで固定するコルセットを装着して呼吸も苦しくて思うようにならず、運動もできず、自由を奪われて精神的にも相当まいってしまっていたせいか子どらしい明るさがなかった。
問診によってこれまでの経緯と、脊柱のチェックをし、その状態をお母さんに説明する。
1・左右の骨盤の位置が上下平行な位置になく、片方がスライドして上に2センチほど上がっていること。
2・左右の骨盤が後に捻じれていて仙骨から離れていること。
3・土台である骨盤が捻じれと、上方スライドによって歪んでいること。
4・土台が歪んでいると柱である脊柱がまっすぐ立っていられなくなり、湾曲が更に進行すること。
5・土台である骨盤の捻じれと上方スライドを矯正して正しい位置に戻すことで脊柱への余分な負荷が解放され側湾の進行が遅くなる、止まる、改善されるということ。
お母さんへの説明を不安そうで真剣な表情で聞いていた女の子の頭をなでて言った。
「もう大丈夫だよ。コルセットをしなくても側湾は進行しないからね。安心していいんだよ。」と。
女の子の眼に涙が浮かんでいた。その様子にお母さんの眼にも涙が浮かんでいた。
やり取りを聞いていたスタッフの眼にも涙が・・・・もらい泣き。
施術をお母さんにも見てもらい、終わった後の女の子の表情は別人になって明るくなっていた。
こんなに明るい表情をしていた子なんだと驚きと安堵の気持ちになる。
二回目に来院した時の女の子は笑顔が美しい子だった。
そしてよく笑いながら話してくれる。
時々、脊椎側湾症で来院する子、通院してくる子はいますが、やはりコルセットをしっかりと装着することを勧められ、なかには「コルセットを装着しないならもう来なくていいよ」と医師にいわれてショックを受け、「もう病院には行きたくない」と打ち明けた子もいました。
医師だからとはいっても万能ではありませんが、人間である限りいつも心が平穏であるはずもなく、ときには心乱れるときもあるでしょう。
思うようにいかないことに心騒がせ、多忙だからと言って事務的な対応や傲慢な対応では患者さんが不安になったり、不信感をもったりして医師への信頼関係を損なうことになります。
上から目線の心ない言葉によって幼い患者さんの心を傷つけてよいわけではありません。
もし、誰かに期待したような
ほほえみが得られなかったら
不愉快になる代わりに
自分の方から ほほえみかけたい
ほほえみを忘れた人ほど
それを必要とする人は いないのだから
物事がうまくいかないときに、笑顔でいると、不思議と問題が解決することがあります。
明日の投稿は「実現する心象エネルギー」ということについて予定しております。
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