人生に能書きは不要
やってみせ、話して聞かせ、やらせてみる
個人対個人の関係でもそうだが、仕事関係でもそうだし、いずれにしても社会のなかで自分のために動いてくれるひとがいるのは幸福なことです。
しかし、そうたやすく人は動いてくれません。
たとえば、上司として部下を統率するにも、その肩書きだけに頼っていたのではうまくいくはずもない。
日本海軍の連合艦隊司令長官をつとめた山本五十六元帥は、ひとを動かす、指導する際の心得をこう説いています。
「やってみせ、いって聞かせて、させて見せ、ほめてやらねば、ひとは動かじ」と。
連合艦隊という上下関係が徹底した組織の長であってなお、命令だけではひとを動かすことはできない、という山本元帥の認識には、人間を見る洞察力の深さを感じずにはいられません。
江戸時代中期(約200年ほど前)で随一の名君といわれた米沢藩主・上杉鷹山(ぎょうざん)も、「してみせて、いって聞かせて、させてみる」という言葉を残しています。
山本元帥もどこかで鷹山の言葉を噛みしめた瞬間があったのかもしれません。
及ばずながら、私も弟子たちの指導をするときにはスタッフにまかせっきりではなく、私自身「やってみせ、話して聞かせ、させてみて、褒める」ことを大切に思い、身にしみて感じてきました。
わたしは治療家ですから、重篤な患者さんほどなんとかしてあげたいと発奮して取り組んできましたし、弟子たちに対しては経験を積ませながら治療家としての心得を重要視して指導しています。
それが自分の生きる道だと理解していたからです。
稀には霊的な背景を抱えて来院する患者さんもいるのですが、私はあくまでも市井の治療家であって、霊能者でもなければ拝み屋さんでもありません。
ですから、仮に霊的な背景を背負ってきてはいても、そのこと自体を患者さんに直接その場で話題にすることは殆んどない。
何故なら、誤解を招くおそれがあるということと、本来の仕事である治療家としての業務に支障をきたすからです。
人にはそれぞれに持ち分があります。私の分はわきまえております。
しかし、そうはいっても、明らかに霊的背景を背負っておいでになった場合で、なおかつこのままでは心身の健康上よろしくないという状況については、ご本人に告げることなく一旦は浄化して取り除くこともあります。
霊的なことの取り扱いは非常に慎重を要するのですが、当の本人がそういった霊的なことに関して否定的であったり、懐疑的である場合はふれるべきではないと思っています。
いずれにしてもわたしは徹底して施術をおこない、その姿を弟子たちに見ていただくことが、自分の役目を果たし、それが自分の生きる道であり、将来のある若い者たちへの指導だろうと思ってきました。
治療家の世界における指導というと、いまはセミナーがどこでも開催されていて、とかく経営戦略的なノウハウや専門的な知識からはいり、そして技術論という流れが一般的だろうと思いますが、実践を重要視する内容が足りているのかとなると決してそうとは思えないところが多々あるようです。
セミナーそのものがビジネスであって、営利主義に走り過ぎるがために治療家としての本質を学べるような内容がともなっていないところもあろうかと思います。
それだけに技術に関しては厳しさと探究心を忘れずに臨んでおります。
老骨に鞭打って頑張ってはいますが、ワンポイントでの指導ならまだまだ十分に対応ができるかなと思っています。
ひとつの事を極める、ということを考えてみますと、理屈や能書きはどうでもいい。
とにかく実践に全身全霊を投じよ、という気概をもって臨んでいきたいし、弟子たちにもそうあって成長して欲しいと願っています。
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