よるべ


おのれこそ
おのれの寄る辺
おのれを措(お)きて
誰によるべぞ
よく調えし、おのれこそ
まこと得がたき
よるべをぞ得ん
自分こそが自分の拠り所である。自分を措いて、他に誰を拠り所とするのか。欲に翻弄されない、何事にも執着しない、心を調和した自分こそが、他からは得ることができない、真実の自分の心であり、拠り所である。
他との協調と相互協力のなかで生かされ、生かしていくことが人の道、他に依存する心が強くなると欲が先立ち、道を間違えることになる。