憑依霊との問答と供養


I・Mさん32歳。真夏の暑い日の出来事。
この女性はテレビ局の営業担当に就いており、仕事の都合で接待の為に居酒屋に入ったが、その時に背中に異様な寒気がして気分が悪かったという。
それから毎晩寝つけず、部屋の隅には人の影が見えるし、嫌な夢を見て寝汗をかき、疲れきって相談に見えた。
私は、事のいきさつを聞いていたが、途中で話しを制止して先に憑依霊を離脱させることにした。
このような場合真言を唱えるとか、お経を読誦するとか、祝詞をあげるとかすることはない。この女性憑依する霊を光りの球体で包み込んで間もなく様子が一変した。
女性は鼻水と口からはよだれを流し、四つん這いになって苦しそうだ。憑依霊は女性の体を支配し口を借りて語り出した。
『俺が悪いのじゃない。借金が苦しかったからだ・・・』
あなたは自分が死んだ理由を借金のせいにしているが、自殺をしたのではないか?
『ん・・・・首が痛い、苦しい、』喉に手をあてている。
首を吊って死んだのだな?うなずく。
『・・・パチンコで借金をした。苦しい・・』
あなたは自分の道楽のために多額の借金をつくって、その為に八方ふさがりになって、自暴自棄になり自殺をしたのだろうが、それは正しい生き方ではありません。自ら命を絶つことはいかなる理由があろうとも許されないことです。
あなたは自我のままに生きてギャンブルにはまり、身動きとれない状態まで自分を追い詰めたのです。自業自得です。
その意味ではあなた自身も、よくよく自分を省みて心改めることをしなければいつまでも今の苦しみは続くのです。
あなたは地獄にいるのです。あなたの心の在り方と生き方がそうさせているのです。
『苦しい・・助けてください。』
よろしい。あなたが天上界に行けるように計らいましょう。
私は守護霊と指導霊の協力をいただき、ガイドの媒体となって女性に憑依している男性霊の霊体と魂に慈愛の光りを照射して包んだ。いわゆる浄化である。
やがて男性霊は心身が安らぎ、女性の体から抜け出て、然るべき霊界まで私の守護霊に送り届けていただいた。
この男性の霊は、あの世の修養所ともいえる施設で、心のテージが一定の段階に達するまで、人生の一切を猛反省をすることになるだろう。
この光景の一部始終を見ていた人たちは始めてみる様子に唖然とした表情だったが、あの世と霊の存在を認識する機会になったものと思う。
このような一連の対応は私の仕事ではないし、これに生計を委ねているわけではない。当然ながらいつも奉仕活動である。一切のお礼もお断りしている。
まして宇宙エネルギーとして受ける慈愛の光は天の恩恵であり、それは金銭に換算できるものではないからです。
今回の事例でもわかるように、死後の世界、それは事実、存在するということだ。
この女性の日ごろの精神状態が非常に不調和なために、類は類を呼ぶという波長共鳴の原理とその働きによって憑依されたのである。
このようなことにならないためには、やはり、日ごろから、自分の想うこと、行うことのなかで物事に執着したり、不満や愚痴や、怒り、恨みの心を持たない生き方をすることである。
それができていれば憑依されることはない。
いずれにせよ、生きている私たちが、健康で平和な明るい家庭を築くことが、死者に対する何よりの供養だと言うことです。
更に、この地上の調和が無くして先祖とか死者の供養とは成り得ないのだということをご理解いただきたい。
死後も、現世のままの連続体だといえよう。その意味で、この世で不調和な人はあの世に逝っても、当分は心が調和できるまで時間を要することになる。時間というより年数といえる。
ただ、あの世の場合は、心的変化がこの世よりも遥かに精妙な世界なので、思うことがそのまま、現象化する世界だから、不調和な心もまた現象化するということだ。
それだけに死者や先祖に対しては、生きている人々の調和された心と行いの積み重ねによって、正しく導いてやることだ。
そのことにより彼らはやがて、自分の内に在る神性仏性を思い出し、必ず、いつの日か救われることになるのである。
その結果、子孫は災いに触れることもなく、繁栄し、平和な環境が生れてくるのだ。
供養は、感謝する心を報恩として大調和を築き上げていくこと、そこに本当の意味があるものです。
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