幼い魂
相談者に対し殆んどの方に問いかけます。『あなたは何のために生まれてきましたか?』、『あなたは何のために生きていますか?』と。
先ず殆んどの方が自分の考えを明確に話せないのである。
私は多くの人達が、「なんのために生まれてきたのか」、『何のために、どのような目的を持って生きているのか』その人生の意義も考えずに生活していることを勿体ないと思う。
人生の意義を考えない人達は、人生はこの世限りで、人は死ねば灰になっておしまいだと考え、ただ目先の金銭欲、地位欲、名誉欲等で自己本位の生活しかしていないようである。
いくら財産を持ってみても、死ぬ時はすべて置いて行かなければならない。
『そんなこと言ったって、金が生活を豊かにするだろ』という方もいます。
確かにお金は必要だが、はたしてお金がたくさんあったら本当に豊かだろうか?
私のところろに相談にきた方でとても裕福なご婦人でドクターショッピングをしている人がいた。しかし、このご婦人は家庭環境や自分の健康や人生に対して悩み苦しんでいたのである。
非常に自我心が強く執着する傾向にあり、うつ病状態にあった。生命の危険を感じていた矢先に自ら命を絶った。45歳の若さである。
唯物論者の魂は人生に対して非常に欲望達成のための思考と価値観しか持ちえていない。
したがって、宇宙に遍満する唯一なる意識の存在を認めるまでには、まだまだ成長していない幼い魂の持ち主だといえよう。
そういう人達の人生観は、この世限りであり、死ねばそれですべておしまいだと考え、生きているうちが花だといって食欲と性欲だけで生きてゆくのである。
成長した魂の持ち主は、人生はそれだけではないはずだと考え、精神的向上を意識し始め、霊的分野に意識を向け始めたり、神仏に思いを馳せるようになってくるものです。
幼稚園の子供に大学生に教えるようなことをいってもわからないのと同じように、唯物論者に唯心論的スピリチュアルなことを話をしても殆ど理解できない。
そういう人を「縁なき衆生」というのである。
実際に悩み苦しみをもって相談にはくるのだが、これまでの生き方があまりにも物や金、職業や地位、名誉、経済的豊かさ、衣食住の豊かさのみに傾きすぎた生活であったために、心の豊さ、を重視する会話についてこれず、理解することも困難を極める。
こういう人は、これからまた何十回となく輪廻転生してきてからでないと、唯心的思考もさることながら、大宇宙の意識とか、神仏の存在などに理解をもてないだろう。
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