死にかた勉強会
人は自分の意思でこの世に生れてきたのか、自分の意思とは別の力によってこの世に生れてきたのか、おそらく誰もわからない。そして、いずれ死にます。
私たちは死を避けて通ることはできません。死については全く選択の余地がない。
でも死の寸前までの生き方は一人一人が自由に決めることができます。
一つは『いずれ死ぬのだから何をしても無駄なことだ』と、今の楽しみだけを追う生き方。
二つは『苦しい、辛い』といって、いつも死に怯え、哀しみのなかで生涯を無為に暮らす生き方。
三つは『死は避けられないことだから、考えない方がいい』と、日々の暮らしだけの生き方。
四つは『限られた人生を、少しでも愛する家族や、人の為に、社会の為に生きたい』と、思いながら何かしら行動する生き方。どれも、それぞれに意味をもった生き方です。
このブログを読んでくれているあなたは、どのような生き方をし、選択するのでしょうか。
私自身がどれだけ結果が伴っているかと問われれば全く答を出せませんが、私は四つ目の生き方を選んでいます。
齢62歳ですが仕事も現役で働けています。これほど有り難いことはない。空いている時間を少しでも人の為に費やしたいと合間を見て、悩める人たちの話を聞かせていただいたり、月に一度の『心の教室』に向けています。
やがては私にも間違いなく死がおとずれます。死の間際には、『よく頑張ったな、御苦労さまでした。』と、自分自身に言えるような充実した生涯を過ごしたいと思います。
だから相談にくる人々に笑顔が戻ることを願い、それを楽しみにして私にできることを日々、ひたすら続けています。
愚かなときの人間、賢い人間、誠実な人間、どれも人間です。私は人間が好きなのです。
無邪気に遊んでいる子供をみると顔が緩んでしまう。
また山に入れば山が好き、海をみれば海が好き、生きとし生けるもの全ての命が素晴らしいと思う。
大人はこどもたちに死に方の手本を示さなければならない。そのためにも生き方の手本を示さなければ、こどもたちは大人になれないと思う。
死に方勉強会、これもまた人生ではなかろうか。
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