内省
内省は無限の光を放つ源泉であるが、それを探し当て、くみ出すのは自分しかできない。
内省は何のために行うのか。
内省の目的は、自分自身や他の人々を責めることではなく、ましてや賞賛することでもありません。ただ、公平な目で、第三者の目で自らの思考や行動を観察することにあります。
その上で、気づいた点から自らの言動を改めるように努力することにあります。
こうして内省を続けていくと、だんだんと自分自身を観察することに熟達していきます。そして、やがて道徳面においても、精神的、霊的な人生の側面においても、心の成長を加速していることに気づくはずです。
世の中はどうしても物やお金に偏重しやすく、あらゆる場面で誘惑が付きまといます。それは衣食住のなかでもあります。食べないことよりも食べ過ぎて不健康であったり病気をしたりの傾向もそうです。衣服もブランドに拘るとエスカレートして、使うお金もエスカレートすることになります。
こうなると物では豊かでも心が豊かとはいえないですね。やはり、人間、足ることを知る必要があります。そして改めながら正しい思考と言葉を行動につなげることで心の調和が成されて徐々にステージアップしていくのです。
日々の内省は毎晩、眠りにつく前の、潜在意識に入りやすいタイミングで行ないます。
ベッドに座ってもいいし、体に問題のある方の場合は眠ってしまわなければ、横になっても構いません。
完全にリラックスして、先ず、朝起きた時から順を追って、今日一日にあったことをすべて思い出します。
一つひとつの出会い、出来事をもう一度見つめ直してください。この時、自分自身や誰かを責めることなく、客観的な第三者の目で見つめることが大切です。このような回想は丁度DVDを再生してみるようなことと似ています。
内省の仕方
※寛大な心をもって、自分自身に次のように質問してみる。
★思ったり感じたりすべきでなかったことで、思ったり感じたりしてしまったことは何か?
★思ったり感じたりすべきだったことで、思ったり感じたりしなかったことは何か?
★言うべきでなかったことで、言ってしまったことは何か?
★言うべきだったことで、言わなかったことは何か?
★すべきではなかったことで、してしまったことは何か?
★すべきだったことで、しなかったことは何か?
この場合に自問自答することになるのですが、自分にとって都合のいいように解釈したり、弁解したり、自分を責めたり、しないこと。またそれは相手に対しても同じことです。決して相手を非難しないことが重要です。
それは何故かと言いますと、相手への非難は怒りに変わるからであり、内省は思考や言葉や行動を調えることに意味を成すものだからです。
さあ内省が終わったら今度は深く息を吸って、瞑想し、自分自身に問いかけてみましょう。
私は一体誰なのだろう。
愛とは何だろう。
私は誰を愛しているのだろうか。
私は正しい愛をもっているだろうか。
あなたのハートを、黄金の光か、カナリアの羽の色のように鮮やかな黄色い光を放つ、明るい太陽のようにイメージして輝かせてみましょう。
そして、この光があなたの周りを大きく照らすのです。この光を感じてみましょう。
呼吸は自然呼吸にしましょう。黄金の光に包まれるイメージは何分ぐらい継続でるでしょうか。1分ですか?5分ですか?個人差がありますけど気にせず時間を決めて練習をしましょう。
今この瞬間にあなたは、他の誰からも分離した一人の人間として、自分のことを捉えているかもしれません。
自分の家族からも、自分の父や母や子供たちからも、分離した一人の人間なのだ、とあなたは感じているかもしれません。
あなたは自分が、家族の誰からも完全に分離した立場にある一人の人間であると感じているでしょうし、あなたの回りのすべての人々から完全に分離した人間であると感じているかもしれません。
けれども、今のあなたは宇宙空間の絶対的意識に近づいているのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません