返す
『生きるというのは人に何かをもらうこと。生きていくというのはそれをかえしていくこと』これは金八先生の言葉です。私なりにこの言葉を考えてみました。
私が着ている下着や服、私が毎日いただいている食べ物、私が毎日、住み暮らしている家、自分のものだといってもそれはお金を出して得ただけのことです。
自分で作り出したものなど何ひとつない。すべて人様のご苦労と恩恵を戴いたものです。みんな誰かのお世話になって得たものばかりです。
この衣食住については最低限必要なものがあれば用は足ります。欲しいもの、欲しい物という贅沢な欲望に振り回されると際限なく求めてしまう。そうなるといくらお金があっても足りることがない。
欲しい欲、求める欲のままに生きたら満足はその瞬間だけで心からの充足は得ることがない。人様に与える、尽くす心で接すれば喜んでいただける。その喜びは自分も感じる。これが金八先生の生きていくということかなと思えた。
ちなみに金八先生とは同い年。ドラマの中とはいえいいこと言うね。
ここ数年、身の回りの物を整理することを考え、行いながら暮らしている。
物がないというのはこんなにも心が落ち着き平穏でいられるものであろうか。
ディスカッション
コメント一覧
60代の隠居親父で武田鉄矢さんのファンです。定年まではなりふり構わずがむしゃらに働いてきました。
しかし、定年後にやることがなくなり、喪失感というか無気力状態が半年ほど続いて抜け殻状態になってしまい家族からは邪魔者扱いされて初めて自分の人生を振り返って見ました。
計画無しの1週間の旅行に1人で出掛けて得たものは自分のために生きようと決心したことです。
会社員時代はお金の為にだけ働いていた気がします。今はボランティア活動を通して仲間ができ交流があります。無償で動くことの充実感は私の心に潤いと喜びを与えてくれます。
必要とされる生き方は代えがたいものがあります。
観童さんのような内容でブログを書く方も少ないのではないかと思います。
感心して読ませていただきました。時々訪問させていただきます。
与七さん、こんばんは
長い間のお勤めお疲れ様でした。
無気力感の間は辛かったでしょうね
でも、自分で自分の生きる力を見出したのですから
すばらしいです。
なかなか見つけれなくて苦しんでいる人がいっぱいいると思います。
与七さんのイキイキとした姿を想像すると何かほっこりいた気分になります。
生きる、生きていく時間を大切に有効に使っていきましょう。
・・・自分にも言い聞かせています。
夢おばさんへ
声をかけてくれてありがとうございますm(__)m
私の場合は経理畑で40年でただひたすら数字とお金の計算だけに生きていたようなものでした。
そのような人生を定年後に振り返ってみたときに喪失感と虚しさだけが残ったのです。
いま初めて自分自身をみることができるようなライフスタイルを楽しんでいますよ。
ご好意に感謝いたします。 与七