心と魂の違い
倫子さまの質問2013年6月23日 6:17 AM
『魂はどのような性質を持っていますか。心と魂はどう違うのでしょうか?それとも全く同じものですか?
もし、違うとすれば、魂と心の関係はどのような関係にあるのでしょうか?
分かりやすくご教示いただければ幸いに思います。』
ご質問をいただきありがとうございます。お答えさせていただきます。
私たちが通常、何気に使っている言葉に「心が痛む」、「胸が痛い」、「心の傷」、「心の病」、「気の病」といったものがあります。
だが、心が痛むとはいっても頭を押さえることはなく、胸に手をもっていきます。
自然におこなわれているこの動作、誰も気づいていないのですが、実は魂が胸の部分にあることを潜在意識(心)は知っているのです。
魂とは、個性を持った意識のことをいいます。そして、エネルギー(行動)の支配者でもあります。
人間の意識は、10%の表面意識と90%の潜在意識からできています。
魂といわれる部分は、本当は表面意識と潜在意識の全体をいいます。
ところが、表面(10%)と潜在(90%)の意識がわかれているために、全体、すなわち90%の潜在意識と10%の表面意識の100%をあらわす魂を持った人は非常に少なく、極まれなのです。
90%の潜在意識のうち30%を表して活動するか、50%を表して活動するかはその人の霊格(人格)にもより、潜在意識を活用しているとはいっても、せいぜい90%のうちの10~30%程度しか活かされていないでしょう。
下記イラストの緑の表層部分が表面意識です。
中心のゴールドカラー部分が潜在意識です。
そして中間に位置する層が想念帯です。
本来、魂といわれる部分は、表面意識と潜在意識の間に横たわる想念帯と、表面意識の二層を指して言っています。
想念帯は今世の経験として、教養、徳性(徳義の観念を具えた本性。道徳心。道義心。品性)などを含むと同時に、あの世の経験、過去世の経験も含まれています。
このため同じものを見る、聞くにしても、人それぞれによって受けとり方がみんなちがっています。これは想念帯の影響、価値観、傾向性があるからです。
したがって人それぞれの器としての魂の大小、あり方がでてきます。魂に個性があるというのもこのためです。
地獄に堕ちた魂を指して、迷える魂といいますが、これはこの世の生活態度が表面意識に強く左右され、潜在意識につながる想念帯の善なる波動(調和、中道)を無視したために起こるものです。
表面意識というのは物やお金に翻弄されやすく、自己中心的、自己保存的になりやすい特徴があるため、その表面意識に強く影響された時の人間は世俗的であり、物に囚われやすく、愚痴、偽善、怒りの言動に走りやすくなります。
次に心とは、内面に存在し、肉体を支配している意識の中心であり、魂の核である。
意識の中心とは、たとえば円全体を意識としますと、円の真中の一点です。
そして各人の心は、大宇宙を統べる唯一なる意識に同通していますから、心はなんでも知っています。
ふつうあの人の心は美しい、汚ないとよくいいますが、これは想念帯の影響、つまり、過去世からの個性と今世での経験と価値観からくる想念とその言動によるところであって、厳格には、あの人の想念は美しい、汚ない、といった方が適切なのです。
しかし、これでは一般的に通用しませんので、想念を心といっています。
しかし、心そのものの本来の姿は、穢れのない潜在された意識部分となって、神仏の心に同通しているのですから、太陽のように、慈悲と愛だけなのです。
汚ないとか、美しいということはないのです。
太陽を中心に、地球をはじめとして九惑星が自転、公転していますが、このときの太陽は中心であり、心であり、地球は私たちの想念の部分に当るといっていいでしょう。
さて、魂と心の関係ですが、前述のように心そのものは、神仏と同根そのものですが、一般的に申し上げて、魂は、広義には心を中心とした円全体の意識(表面、想念帯、潜在)ですから、各人の魂にはそれぞれの転生輪廻の歴史があります。
したがって、それぞれの個性を持ち、心の波動をうけながら、日々の生活の中でさまざまな経験と試練を乗り越えて向上進歩してゆくものです。
このように魂と心は、個々独立したものではないのですが、ふつうは、表面意識と、表面意識側の想念帯の悪い部分に左右されてしまうために、心に通じた魂をあらわしていく人は、非常に少ないわけです。
潜在意識は表面意識より調和された意識部分であること。
表面意識は想念帯を通じて潜在意識である心に触れることになります。
こういうことから、想念帯は表面意識と潜在意識の中間に位置し、この想念体を調和しなければ心である潜在意識には入ることも適わず優れたその能力も発揮することができないでしょう。
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