心を変えるチャンス

授乳

出産の神秘性

妊娠こそは女性が生まれ変わる最高のチャンス。

台湾で医師の資格を取り、更に日本で医学を勉強し、中国医学の伝統をふまえ、国際家庭癌連合会の会長として三万六千人以上のガン患者を治癒させた荘淑旅(そうしゅくき)という女医さんがおられる。

皇后の美智子さまと女医の荘淑旂さんの交流は33年前にさかのぼる。
’78年、皇太子妃だった美智子さまが、荘さんを東宮御所に呼ばれたのだ。
当時、健康を損なわれ、体重が激減していた美智子さまは、荘さんの著書も読まれ、彼女に助言を求められた。
さらに‘93年に美智子さまが失声症になられたときにも御所から連絡があり、荘さんはすぐに駆けつけ、ストレス軽減の方法を提案している。
この荘淑旅女医の治癒例の一つを紹介しよう。
まず、次のようにいってられることによく注目していただきたい。
『女性にとって妊娠こそは、身体が新しく再生されるチャンスなのです。
生命誕生をめぐる母体の変化は、神秘的ともいうべき活力に満ちています。
妊娠すると、性ホルモンの代謝に始まって、胎児を養い育てるために、あらゆる器官の代謝が活発になり、細胞がどんどん生まれ変わるのです。
したがって、この機会を使って、正しい新陳代謝が行なわれるようにバックアップしてやれば、体の防衛機能が正常に働けるようになり、したがって、ガンをとりまく組織の細胞の代謝も正しく行なわれて、ガンを封じこめてしまうことができるのです。
女が子どもを生むということは、人類が永遠に発展してゆくために、神が女性に与えられた天命である。
もし女性が、子どもを生むということがなかったら、人類はたちまちにして死滅することになる。
人類が永遠に発展してゆくのが神が人類に与えられた使命なのであるから、神は健全な子どもが生まれるように、母体にその機能を与えていられるのです。
だから妊娠したら、そのことに感謝し、健全な子どもが生まれるように念ずると、健全な胎児が育てられてゆくと同時に母体も健全になってゆくのです。』と。
出産によって乳ガンを克服した主婦
名古屋市に住む斎藤〇子さん、三十代前半の女性は、長女が生まれて二ヵ月目に乳ガンだとわかり、片方の乳房を手術して取り、放射線をかけたら、嘔吐と下痢がひどくなり、熱が出て起きあがることもできなくなった。
斎藤さんのお父様とご主人がみえて、なんとか年を越せるようにしてほしいと熱心な依頼がありました。
そこで、私(荘淑旅)は、もう一人赤ちゃんを産んでくださいませんかといいました。
ご主人は、「先生、少し頭がおかしいんじゃないですか」とおっしゃいました。
そこで、私はこういったのです。
妊娠こそは女性に与えた慈悲である。
もし、ご本人に本当に生きたい意志があるのなら、私はお手伝いをさせていただきます。
もし、そういう意志がなく、家族のみなさんも理解されないなら、治療しても意味がありません」、同意されたので、とにかく今は体力をつけて、食事法を中心にと細かに注意をしました。
二年目に妊娠なさいました。
ところが妊娠したことが医師にわかると、「そんなことをしたら、ガン細胞の発達を早めるだけだし、子どもにもよいはずがない」といわれたらしく、私には無断で中絶してしまったのです。
掻爬(そうは)は、人為的にホルモンのバランスを崩すことになります。
新しい子どもを生むために、母体の諸機能が一致団結したそのチーム・ワークを乱してしまうことになります。
掻爬したその医師は外科医ですから、身体全体の代謝の機能という考え方がなく、ガンの治療というと、切除するとか、放射線をかけるという方法しか考えられなかったのです。
結局、斎藤さんの症状は悪化しはじめ、再び私(荘淑旅)のところへみえたのです。
私は、一回目と同じことをお話し、もし今度出産しなければ、もう手遅れになるであろうと伝え、つぎのようにいいました。
「もう一方の乳腺への転移を止めるためには、乳腺に本来の働きをきちんとさせ、代謝を活発にしなければなりません。
赤ちゃんが生まれたら、お乳はきちんと飲ませるように、出産すると乳腺が刺激され、子どもを養うに足るお乳が充分に分泌されるのが自然のきまりです。
それにさからってばなりません」斎藤さんは、妊娠後、それまで下垂していた胃も位置が上向き、具合よく男の子が生まれ、お乳を飲ませたところ、斎藤さんご自身も次第に元気になってきて、その後、もう一度妊娠され、無事女の子を出産なさいました。
斎藤さんは現在、五十四歳になられ、とても五十代には見えない若さです。(22年前の実例)
ガン治療の第一歩はガンを恐れないこと
上に記した乳がん患者、斎藤さんの事例は、荘淑旅先生の著書よりの引用であるが、ガンの治療について次のように書いていられることも注目すべきである。
日々規則正しい生活を送り、自分の体型や体調をよく理解して、自然のリズムに調和して生きていけば、ガンだからといって、少しも恐れる必要はないのです。
一般にガン患者は、ガンだ、ガンだと恐れて、消極的になりすぎています。
それが精神的なストレスとなって、ただでさえ弱っている体内代謝を悪くし、ますますガンを発展させる原因になっています。
身も心も、前向きにならなければならないということを、まず認識してください。
ガンをつくったそれまでの自分の生活の仕方、食生活などの問題を少しも考えずに、ちょっとしたガンを見つけたら、もう大変だ、早く手術しなくては、というように考えるのは、性急にすぎます。
それよりも、ガンをつくり出したこれまでの自分の生活そのものを(反省して)改善していく、そしてガンが異常発達しないように自分の体質環境をつくりだしていく、そのことこそが、本当のガン治療だと思います。
胃の検査に行ったら、なんの症状も感じなかったのに、いつのまにか胃潰瘍をやって、その都度気づかないうちに治っていた跡が見つかる、ということがよくあります。
ガンの場合も同じことがよくあります。
医師から見放されて、やむなく正しい宗教に頼ったら、奇跡的に治ったという話をよく聞きます。
しかし、それは奇跡でもなんでもないと私には思われます。
宗教にすがって、そこで自分を捨てて、残り少ない人生を正しく生きようとする時、心の方が、ガンをなんでも治したいという、積極的な前向きの姿勢になることで安心立命を得て、防衛力が働きだし、ガンを封じこめてしまうからです。
以上が荘淑旅女医先生の著書のなかのお話しである。
私が巷の治療家として荘淑旅先生の著書に思うこと感じること、それは、人間は、心身一如、色心不二、つまり肉体と精神とが一体となって存在しているものであるから、心の健康と、肉体の健康と、両方から考えなければならないということです。
宗教家が医学を全面的に否定して、信仰さえすればよいと説くのは正しくない。
医学的な治療はせずに、ただ信仰だけで治そうとしているうちに、その信仰がただ拝むというだけで、荘淑旅先生が言われるように、心と生活態度を変えるということをしなかった為に、手遅れになって死んだという人も多いのである。
ただ、西洋医学にも弱点があって、弊害が多い。
つまり、肉体に掛かる負担、リスクということがあるから、そのリスクは受けないような選択をすることも考えなくてはいけないだろう。
肉体的な病気、例えば、メニエール病、めまい、ふらつき、頸椎症による偏頭痛、腕のシビレ、手のシビレ、動悸、不眠症、異常発汗、自律神経失調症、更年期障害による諸症状等々、は勿論であるが、私のところに相談にみえられる人たちの中には、西洋医学で改善が見られなかった人たちが多いのは事実である。
そして、現代医学で匙を投げられた人たちのなかでも回復して幸せな生活をしている人たちはいるということです。
それは肉体的な疾患に限らず、精神的な疾患においても同じであるが、うつ病、パニック障害、摂食障害、対人恐怖症、等々、薬漬けの医療に、心身共にくたびれ果てて相談に見える人たちが後を絶たないという事実は否定できない。
病を癒さんと欲するならば、心を調えることを成さなくてはならないということだ。

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