カウンセラーのパニック障害

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カウンセラーのK・Yさん32歳、最近は頻繁といえるほどパニック状態になって過呼吸になり、不安感と恐怖心がおそってくるということで心療内科の処方箋をいただいてはいるものの改善されず相談に見えた。
K・Yさんは過去の出来事ではあるが、妊娠5カ月で死産を経験し、それがきっかけで彼と別れることになり、その時のショックが整理も解決もできず、これまで心の奥底にしまいこんできたのだった。
K・Yさんの心の不安、恐怖心、過呼吸についてゆっくりと90分のあいだ話しを聞くことにした。
死産した赤ちゃんの供養をお寺にお願いして、お経の勤めをしていただいたが心が晴れることはなかったと打ち明けてくれた。
このような話しを心療内科では話題にすることもなかったというが、当然といえば当然かもしれない。
心療内科では、例えそれがパニックやうつ病の原因となっている場合でも、個人の根本的な悩みを聴く体制になっていないからである。
症状を聞いて向精神薬を処方するという場合が多いからだ。
元彼の現在の彼女から嫌がらせのメールが頻繁に送られてきたことで、精神的にも追い詰められていた。
真の供養とはどのようなものであろうか、死産、水子、堕胎した子どもの供養と、巷では様々な方法をもって行われてはいますが、その実態はパフォーマンスとしか思えない内容である場合が多いように思います。
本当に経文の読経が必要でしょうか?読経によってその子たちが成仏するというプロ達の説明は信用してよいものであろうか?
さて、死産はやむなしとして、中絶するときの状況や理由としては色々あるでしょうが、いずれにしても女性にとって中絶に対する心と肉体的痛手は大きく、後々まで尾を引く人もおられるのです。
そういう女性の心に付け込んだ供養という美名の営利主義、いわゆる霊能者といわれる人たち、拝み屋、宗教団体、仏教界の僧侶たち、本当にこんなことで良いのだろうか。
正しい供養法とはいっているが、一霊に一位牌をつくることを勧めている方法。
踊らされてはならない。
間違っても死産した子どもや水子は位牌を望むことはないということと、戒名をつける必要はなく、戒名は本来、出家した場合つけてもらう修行僧の名前にすぎないということ。
永代供養しますというケースもあるようだが、これは終わりのない供養という意味であるがその必要がない。
むしろ僧侶が水子供養するより、親の心からの一度の懺悔と、二度と同じ過ちを犯さない決心こそが最も大事であろう。
明るく健やかな家庭生活、人々への愛の奉仕、そういった心の拡大こそが最大の供養となることを知っておくことです。
そのような愛の行為は天にも地にも万物に伝わる安らぎのエネルギーであるからです。

1・先ず胎児に魂が宿る(下生)のは妊娠3~4ヶ月頃であること。

2・堕胎された胎児が2ヶ月の場合はまだ魂が宿っていない。

3・胎児に魂が宿った後の堕胎の場合、胎児はこの世に生まれず、この世の汚れに触れていませんから魂が無垢のままのため執着もありません。

4・堕胎された水子霊が祟るとか、障るとかいうことは全くありません。

以上のことから、汚れていない魂は霊障をするようなことはないのです。

肩に丸い球が付いているとか、背中に乗っているから水子と結びつけるとかいうのは真実とは程遠いもので正しいことではありません。

水子の霊障?に対し、除霊や代理供養するといってお地蔵さんや供養グッズを買わせたり、位牌を作らせたり、お金をもらうことを仕事にしている人たちの都合による作り事や方便に過ぎません。

今まで言われるままに供養していたのに、別な霊能者に水子が憑いているといわれ、またお金をかける人もいますが、これではどこに行っても同じように言われて心が安らぐこともないでしょう。

大事なことは中絶した後の身体の養生と、二度と中絶をすることにならない生活をすることです。

それと死産や堕胎した赤ちゃんのためにも、人々に対して愛ある生活を心がけること。

愛のある行為は地上の人間だけではなく、あの世の人たちにも調和されたエネルギーとして届くのです。

これがあの世とこの世の連なりであり、あるべき真実の供養といえるのです。

これは想像論ではなく、大宇宙自然界の法則なのです。

そして、一度心から反省したら過去を引きずらないこと。

そして先を憂えず今日を執着せず生き切ることです。

自分の生活が偏らず、心を乱さず、何事にも執着せず生きることができてこそ真の供養につながるのです。

K・Yさんはたくさん泣き、心から懺悔をし、涙したが、それ以上にとても明るい顔で語った。

「生きるということがどういうことなのか分りました。」と。

もうパニックに陥ることはないだろう。

満面の笑みを浮かべて帰って行った。

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