中絶・水子供養についてのご質問

 
 
 
 
 
178-179A-A-B16K今回は、相談者から快く承諾を頂きまして内容を公開できることになりました。
H様にはこの場を借りて心から感謝申し上げます。
こういった事案は他にも経験のある方がおられるかもしれませんし、心に秘めたまま封印して未消化のまま生活しているおられるのであれば、少しでも参考にして頂くことで区切りとなり、心を軽くしていただく機会となればと願うものです。
以下、相談者の本文。
2015年4月15日 受信
観童様。はじめまして。
水子供養について検索していたところ、 観童様のブログに辿りつきメールさせていただきました、Hと申します。
関東在住の20代、男性です。
是非ともご相談したいことがあるので、よろしければお返事いただければ幸いです。
実は、現在お付き合いしている彼女が3月に妊娠してしまい、 自分たちの立場や経済的事情を考えると出産して育てることは不可能であるため、話し合った結果、初期中絶手術(妊娠5~6週目)を受けることに決めました。
手術は先日受けてきまして、不適切な言い方かもしれませんが無事終わりました。
今回の件は無責任且つ自分たちの勝手な都合であり、 決して許されることではないというのは重々承知です。
何の罪もない1つの尊い命を犠牲にしてしまったこと、 彼女の身体と心に大きな傷を残してしまったことについては 悔やんでも悔やみきれないほどであり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
また、今回の件がきっかけで、何度も彼女との関係がこじれそうにもなりました。
観童様のブログでは、水子供養は必要ないとの文言がありましたが、ひとつの区切りとして、彼女と一緒にお寺に行き、読経供養だけお願いしました。
『中絶と水子供養』 『水子供養の真偽』 『水子供養の因習と真偽』 
私も彼女もそれで多少なり落ち着きましたが、現段階ではまだしっかりと気持ちの整理ができておらず、当然のことではありますが、精神的に不安定な状態が続いています。
そこで、いくつかお聞きしたいことがあるのです。
箇条書きにて失礼致します。
●水子供養について自分なりにたくさん調べたのですが、 以下のように、人によって見解がバラバラであり、何が本当で何が嘘なのか分からず混乱しております。
サイトA
「人工中絶の場合は、親のエゴにより胎児が一方的に被害をこうむる。 このため、両親は地上で言う殺人の罪を犯すことになる。 この罪に対する償いは、各人によって異なるが、相当の精神的な苦しみを味わうことは共通しているという。 後に、その胎児霊との霊界での対面も覚悟しなくてはいけない。 ~中略~ 中絶の罪に対する一番の償いは、犯してしまったという苦しみの果てに霊性に目覚め、より利他愛に生きる人生を選択することである。意識を改めない限り、形式的な水子休養では、償いにはならない」 と。
サイトB
「水子となった霊の恨みや憎しみは、やがてその親たちに向かいます。 時には夫婦仲をさいたり、家業をかたむけてしまったり、病気を起こして報復します。
婚前交渉で子供を堕したりする時は、結婚しても子供ができなくなったり、たとえできても健康体でなかったり、親に反抗したりする子供になることがよくあります。
霊的に見た場合、人工中絶は、殺人に該当するわけで、親も、その中絶を手伝った医師も、死後、霊界で断罪されることとなります。
無論、危機に瀕した母体を助けるためとか、正当な理由があれば仕方がありませんが、多くの場合は、目先の性交渉の結果による「望まざる赤子」であり、人工中絶という手段でもって、「闇から闇へ葬る」事です。
これは、霊的には「殺人罪」に該当し、母体の差し迫る危機などのやむを得ない理由を抜かし、すべて「霊的に見て殺人罪」扱いとなります。
~中略~ 人工中絶を行った親も、霊界入り後、「生まれるはずだった自分の子供と対面させられる罰ゲームが待っている」のです。
その罰ゲームもかなりつらい。『何で、自分を生んでくれなかったの?酷い。酷いい・・・』と、子供から繰り返し責め立てられる上に、周りの霊からも、冷ややかな視線を浴びる」など、
良いことは何一つないわけで、己の犯した罪の重さを、思い知ることになるでしょう。
寺で供養してもらおうが、そんなものは、何一つ関係ありません。
要するに、「水子供養は、『詐欺である』」と言わざるを得ないのです。 真摯に反省し、二度とそのような軽率な行為を起こさない決意を固めて生きていけば、霊界に帰り着いた後の処罰も、少しは軽くなるかもしれません。それ以外にないのです」
サイトC
「~まだご家庭を持っていない方も自分は幼い時は確かによく爪を噛んでいたな、とかよく海で溺れる夢を見たな、とかそういうのも当てはまることになります。
勘のいい方はすぐお分かりになったと思いますが多くは子供が関係していますよね? そうです。これらは全て水子さんが怒っている合図です。
女性の場合 母親であるご自身に水子さんがいない場合、必ず親にいるはずです。
あと男性の場合も自分の上か下に本来兄弟姉妹ができるはずだったのに親が中絶をしてしまっていた場合、怒った水子さんの影響は親だけでなくその人にも来てしまいます。
水子さんが悪さをするはずがない!とか、水子さんはすぐに天国へ行く。亡くなったと同時にすぐに成仏する!とか、
水子さん=天使とか、水子さんはまたすぐに生まれ変わってきてくれるとか、思っている人は世間に多いみたいですが、
霊界はそうではない!!とハッキリと言っています。 また水子供養というのがありますが、これも間違った方法や教えが普及してしまっていて
実際にこちらで鑑定をした結果9割以上の方が水子供養がちゃんと出来ていません。 ~中略~ お金がないのに出来ちゃった、とか 結婚の予定もない男女の色恋によって出来てしまったから、
など 赤ちゃんではなく親・大人の都合によって中絶をしてしまう。 というパターンです。この場合の水子さんは怒るそうです。 ちゃんと供養してくれるまで許してはくれないのだそうです」
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このように、自称「霊能者」や「スピリチュアルカウンセラー」といった方々は世の中に多くいますが、
見解がバラバラであり、一体何が本当のことなのか全く分かりません。
観童様のブログにあるように、「胎児に魂が宿るのは3~4ヶ月後である」という説、
仏教やキリスト教、シルバーバーチの霊訓のように「受胎の時点で魂は宿っているから中絶は殺人と一緒」という説、
他にも、「水子は純粋で穢れがない(自分の運命を始めから知っている)から、
憑依したり親を恨んだりすることはない」という説や、それに対し「さみしくて成仏できずに親の近くを浮遊している」、
「~な水子は怒っている」など、真逆の見解があり、自分とは反対の立場の主張を批判し合っている人たちが大変多いようです。
また、中絶という殺人に等しい行為をしてしまったことでそれがカルマとなり、現世もしくは来世で報い(生きたまま両手や両足を切断されたり、中絶された胎児と同じような目に遭う等)を
受けるといった話もところどころで見ますが、やはりそういった罰は今後の人生、もしくは死後などに必ず受けることとなるのでしょうか?
私はもともと宗教やスピリチュアルなことに関しては無関心(むしろ否定的)だったのですが、
今回自分たちの身に起きたことがきっかけとなり、かなり考えるようになりましたし、本気で精神的に滅入っていた時期は、宗教やスピリチュアル、霊能者に頼ってしまう人の気持ちが心底理解できました。
観童様も含め、宗教的な立場や個人によって見解が全く異なっており、それらの見解を確認する度に恐怖心を抱いたり、少し安心したり(安心してしまうことでまた罪悪感を抱いたり)して未だに精神不安定な状態が続いております。
また、どうしてもインターネットで「中絶」関連のワードで色々と検索してしまいます。
同じような経験や悩みを持つ人、それに対して助言や批判をする人たちが多くいますが、やはり大半の人は「殺人」、「人殺し」という見解を持っているようであり、中絶経験者に対して心ない言葉を平気で吐きかける人もいます。
(中絶経験者も自らを「人殺し」、「自分は一生許されないし後悔し続けながら生きていかないといけない」などと責めています)
それを見る度に私も心が苦しくなり、「犯罪ではないだけで、自分のしたことはそこらの殺人犯と同じなんだ・・・」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
周りの友達を見ても、私の知っている限りではこんな経験をした人などおりませんし、彼らと別世界に生きているような感覚になってしまいます。
また、メディアで犯罪者が取り上げられているのを見ても、「この容疑者は罪を犯したけれど、人は殺してないから自分よりマシだ」なんてことも考えてしまいます。
こんなことばかり考えてしまうせいで、もともと不眠症気味且つ軽度の鬱気味だったのが更に悪化してしまい、夢の中でも「中絶」のことばかり出てくるようになりました。
普段の生活でも、心から笑えなくなってしまいました。
友達や家族と話す時、頑張って愛想笑いくらいはするのですが、その直後に、自分が笑顔になったことに対して罪悪感を抱いてしまいます。
今後どのようにして気持ちに折り合いをつけ、生きていけばいいのかが分からなくなっております。
一応、水子供養をお願いしたお寺の住職様にも少し相談させていただいたのですが、人間の営みの中でそうした過失が起こるのは致し方ないこと。
大切なのは罪悪感ではなく、水子霊とどう折り合いをつけていくのかを考えること、大小関わらず「徳を積む」こと、過度に不安を煽るような人間の言葉は信じないこと、こういったお話をしていただきました。
これらについて、是非とも観童様の見解やご助言をいただければと思っております。
以上、長々と稚拙な文章を書き連ねてしまい、申し訳ございません。
恐らく、私以外にも様々な悩みを抱えていらっしゃる方々からのご相談が絶えず寄せられていることと思います。
私の場合は切羽詰まっており、今すぐどうしてもお返事をいただかなければならないというわけではありませんので、深い悩みを抱えた方々への対応を優先していただき、お時間の空いた時にご返答いただければ幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。H
 
返信
Hさま。仕事が終わってからの返信となりましたのでこんな夜分になってしまいました。失礼いたします。
お問い合わせの件。あなたと彼女のおかれた状況、心中をお察しいたします。
面からしてあなたは随分と真面目な方とお見受けしました。
むしろ生真面目といったら失礼になるでしょうか。
これから申し上げることは、霊能者ということではなく、一人の人間としてお話しをさせていただきますので承知いただければと思います。
先ずはH様に質問です。
あなたはこの世で人生を全うするにあたって、物と心のどちらを優先する生き方をしたいとお考えでしょうか?
この三次元世界で生きるということは、物も無視できません。
勿論、心も無視できません。
どちらも大切なことです。
そんななかでH様はどちらをと問われたら何とお答えになるでしょうか?
メディアではありとあらゆるサイトが存在し、事の真実はともかく、様々な考え方、様々な思想、哲学、価値観があります。
そういったなかで見えない世界の真実を知ることは砂漠で一粒のダイヤを探し当てるに等しい事のように思います。
つまり、真実は存在しても、一般的にはそれを確認するすべはないということ。
俗にいう霊能者、カウンセラ―、占い師とはいっても能力や知識、人間性には大きな違いがあります。
そういったそれぞれの技量の違い、能力の違いで語る言葉はほんとうに千差万別といってもいいかもしれません。
「どれが本当の事か、何が真実なのか」というあなたの疑問は当然のことでしょう。
しかし、これが真実ですということをあなたに証明することは限りなく不可能なのです。
物や形があるならこれですと見せることができますが、形のないものをお見せすることができません。
そうなると何が重要であるか、何を大切にするべきかではないでしょうか。
様々なサイトの真偽を探すことをしていたら、ネットサーフィンすることになり、結果的に自分の精神バランスを崩すことになります。
「何の罪もないひとつの尊い命を犠牲にしてしまったこと、 彼女の身体と心に大きな傷を残してしまったことについては悔やんでも悔やみきれないほどであり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
あなたのこの言葉にはあなたの愛、良心、素直な心がうかがえてとてもうれしく思います。
しかし、彼女に対する気持ちが、偽りのない本当の愛情であることを、これからもしっかりと自分が彼女を支えていくという意思を持って伝えることが、いつまでも悔やんでお互いがネガティブな状況になっているより大事なことではありませんか。
今回の過ちを教訓として、二人が心を調えて明るい人生にしていくことがどれだけ中絶した魂に対して供養になることか。
よくお考えください。
どのような経緯があったにせよ、先にあの世に行った魂が、地上に暮らす縁者のネガティブな思考、生き方をみて本当に喜ぶでしょうか。
えば、あなた方にお子さんが何人かいたとしましょう。
やがて寿命が尽きてあなた方ご夫婦が先に天に還ったとします。
そのときに地上で暮らす子孫の生き方が、家庭平和で愛に溢れて、明るく生きている姿を天上界からみたら喜びませんか?
「私たちの息子夫婦、孫たちも仲良く幸せに暮らしていて安心だね」ということになるはずです。
逆に、子孫が悩み苦しみ、争いをしながら不調和な生活をしている姿をみたら、悲しく、寂しく、安心できないだろうと思うのです。
私が申し上げたいことは、過ちは一度心から懺悔したら、あとは日々の生活を明るいものにしていかなければ真の供養には成り得ないということです。
◎「中絶の罪に対する一番の償いは、犯してしまったという苦しみの果てに霊性に目覚め、より利他愛に生きる人生を選択することである。意識を改めない限り、形式的な水子休養では、償いにはならない」
この言葉は胎児の両親にとって本来あるべき姿と真実を語っていると思います。
ただ、苦しみの果てにというところまで至らなくても気付いたならば、先ずは利他愛に生きる人生の選択よりも、自分たちの心の調和を図ることが最優先事項かと思います。
利他愛は自分が心身ともに調和されての利他愛というのが順当ではないでしょうか。
もう少しいうならば、自身の心が不幸せでは利他愛はなく、利他愛のための利他愛は偽善となり自己の偽りとなるでしょう。
つまり、利他愛にとらわれて、自然にできてくる愛からの行動にならなければ無理があると言う意味です。
葉による観念遊戯に翻弄されてはならないと思います。
「水子となった霊の恨みや憎しみは、やがてその親たちに向かいます。 時には夫婦仲をさいたり、家業をかたむけてしまったり、病気を起こして報復します。 婚前交渉で子供を堕したりする時は、結婚しても子供ができなくなったり、たとえできても健康体でなかったり、親に反抗したりする子供になることがよくあります」
この言葉を公開している方がどのような方なのかは存じませんが、正直に申し上げて、いただけません。
内容に無理がありますし、矛盾もありますし、魂の徳性ということがお分かりになっていない内容だと思います。
何故なら、少なくても胎児に宿る魂は霊界において、魂のステージがある程度の段階まで達した境涯の人たちです。
あの世においては既に地上的な価値観、執着から離れた魂といえます。
夫婦の仲を裂き、家業を傾け、病気を起こして報復するという。
「婚前交渉で子供を堕したりする時は、結婚しても子供ができなくなったり、たとえできても健康体でなかったり、親に反抗したりする子供になることがよくある」という。
れではまるで阿修羅な世界の地獄霊ではありませんか。
人を呪わば穴二つで、胎児の霊といえども、これでは地獄行き間違いなしです。
死産や流産、中絶、その他の理由でこの世に生まれることができなかった魂は、地上に生れて業を重ねた人たちの魂に比べたらはるかにキレイな穢れのない魂なのです。
よくよく考えてみてほしいのですが、私たち地上で暮らす人間にも、心の優しい人、執着のない人、調和されて愛の深き人がいる半面、自我心が強く、周囲の人たちとのトラブルが絶えない人もいます。
何かしら問題があったときに牙をむいて敵対してくる人はどういう人かお分かりのはずです。
もちろん後者ですね。
多少のカルマはもって生れるにしても、胎児は前者の境涯の魂といってよいでしょう。
そのような魂が恨みや憎しみゆえに両親に災いを与えるなら、それこそ水子自身が地獄に堕ちるような罪を重ねることになります。
そもそも水子はこの世の生まれたばかりの赤ちゃんの魂と等しい段階なのに、人に災いをもたらすような呪いをかける力などありようがないのです。
上記の言葉を書かれた方は、自分の心の境涯によって内容を書いたに過ぎないと思えてなりません。
失礼は承知で申し上げますが幼稚です。
以下、あなたが紹介してくださったサイトの内容は◎印をつけた部分以外はスルーさせていただきます。
文面から発する波動が良くなく、サイトのほうは拝見する気持ちにはなりません。
せっかく紹介してくださったのに申し訳ありません。
中絶は様々な状況、理由、環境、条件、等々、みなさんそれぞれに立場もあり致し方なかったことの結果であると思います。
の是非を問うことに拘り、悔い改めることや、心機一転、反省して教訓とし、男女和合して生きることが求められるところかと思うのです。
ありもしない霊界ストーリの真偽はどうなのかと、心迷わせることの愚かに気づかなければならないと思いませんか。
どうぞあなたの真面目な心、優しい心をもって、一時ではあっても親子の縁があった赤ちゃんへの供養としていただき、彼女への愛としてください。
変に宗教的なパフォーマンスを行うことは、関係のない霊を引き寄せてしまいますのでそれはおやめください。
過去に、水子供養をやりなさいと言われてやったがために未浄化な霊たちを引き寄せていた方がいました。
水子が災いしていたのではなく、当人たちの罪悪感や不調和な心のままに間違った指導をうけて供養というパフォーマンスをしたからです。
あなたがたの水子は天上界の保育施設で丁重に光りの天使たちによって養育されています。
ご安心ください。
そして、彼女に体をご自愛くださるようお伝えください。
御質問の答えになっていないかもしれませんがこれにて失礼いたします。
観童
次回は、明日もう一度続編をアップ予定でおります。
※きょうも最後までお読みくださいまして感謝もうしあげます。何かしら参考になることが有りましたら下のバナーをポチッとワンクリックして頂ければ有り難く思います。
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