胎教

胎教4

心身ともによい子供を生むための周囲の理解と協力
胎教の1、2、3で述べた内容にあるように、妊婦が自分一人だけで心を歪(ゆが)めて怒ったり悲しんだり怨(うら)んだりするのではない。

必ず周囲の人々との間の色々な人間関係によって起こるのですから、周囲の人々は妊婦が不安な気持ちを持つことがないように配慮しなければならないのです。

特に夫は、妻だけが一人で子供を生むのではないから、妊娠中の妻に不安と恐怖を与えないように心遣いをし注意しなければならない。

西ドイツでは妻が妊娠すると、夫婦で産婦人科医のところへ行くといいます。

産婦人科医は、よい子供を持つために、夫はどのようなことに注意をしなければならないかを指導するというのである。

妻が妊娠したことを知ったら、夫は妻が安心して出産出来るように心掛けることです。

逆子の原因

平成9年『お腹の子が逆子で困りました。このままだと帝王切開することになりそうです。』といって臨月の近い、不安そうな顔の若い女性が相談にみえた。この女性は日ごろからご主人の言動にいつも疑問の気持ちをもっていた。

ご主人は奥さんへの配慮が足りないマイペースな人で、結婚以来、仕事以外は真面目にするのだが家庭生活を振り向くような気持が殆んどなかった。

夜も帰りが遅く、日曜日も家にいない時が多い、お腹は大きくなる。何の為の結婚なのか、妻ではなくお母さん代行のような存在であった為、すべて自分ひとりで判断し行わなければならない生活に『違うでしょ。立場が逆でしょ。』という思いできた。

このような思いが妊娠初期から強く継続していたため胎児の成長過程で逆子になるという結果をつくった。

夫として義務を果たしていないことが大きな原因ではあるが100%夫の落ち度とも言い切れないところもある。この奥さんの心には結婚前から物事に対してすぐに不満の気持をもつ癖があった。

本来は『これをこうすれば改善できる。よしやってみよう。』というような前向きな心で何事も思考して対処することが心も明るくなれるし、結果も良い方向に向きやすくなるものだということに気づき実践することです。

この若い奥さまはそこに気づかれて、ご主人に感謝の言葉をかけたらご主人も変わりはじめ、結果的に奥さま自身が心の平静を保つことができた。

お腹の子供に対しても『今まで私が心を乱して不満ばかり言ったから、あなたにいご心地の悪い思いをさせてごめんなさいね。お母さんを許してね。あなたの頭と足が逆さになっているから、頭が下にくるようになって、頭から生まれてくる準備をしてね。』と話しかけたらその通りになった。

無事に正常分娩であった。

障害児が生まれる他の原因
障害児が生まれる原因の80%は心の不調和によるものと捉えても過言ではないでしょう。そして20%は次の述べる原因によるというのが医学上の統計である。

しかし、20%の原因の中にも、心が調和されていればそういう病気や障害にもならず、毒性のある薬を飲む必要もないだろうし、心を調和させて常に感謝の心を持ち、自然にしていれば安ずることはないのです。

医学的見地から障害児となる症例

1・風疹、インフルエンザ、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)のウイルス感染
2・ペットとして飼っている鳥や小動物などの寄生虫であるトキソプラズマの感染による無脳症、小頭症、水頭症や目の奇形を起こす
3・梅毒
4・薬剤
①黄体ホルモン剤 - 妊娠初期に使い過ぎると胎児が女性の場合、外陰部が男性化して半陰陽となる。
②副腎皮質ホルモン剤 - みつくちの原因となる
③麻酔剤、鎮静剤、精神安定剤は使用しない方がよい。
④ビタミン剤の摂り過ぎ - ビタミンは自然に食物から摂る。

5・酸素欠乏、心配事、悩み、悲しみ、怨み、嫉妬、恐怖などにより呼吸が浅くなって血液の浄化循環が上手く行かなくなることも良くない。
6・栄養不足
7・レントゲン照射
8・酒、たばこも。日本アルコール学会で酒かタバコを吸う人は、陣痛が弱くて難産する率が高い。結局帝王切開をしなければならないことになる。酒とタバコと両方やる人は未熟児を生む率が非常に高いことが発表されている。

初めに胎教1で言ったように、親も子も、あの世の天上界での約束によって霊(魂)が受胎をしてくれるのですから、心身ともに調和して安らかにしていれば、必ず立派な赤ちゃんを生むことが出来るのです。

不妊症の場合
師がこれまで指導したうちで結婚以来十七年間、子供がなかったという人が不妊期間としては一番長かった。「先生、子供を生めないということで今朝また喧嘩になったんです。子供を生まないなら出て行けというんです。」

明治維新以前には「嫁いで三年、子無きは去る。」と言う事が一般の道徳とされていたが、しかし

それは儒教と、長男が家督相続をするという武家社会の風習の産物であって、昔は子供を生まないということで泣く泣く別れて行った人達があったのです。

終戦前まではそのような風習が残っていて、子供を生まないということで辛い思いをさせられて来た人達があったというが、終戦後には、比較的そういうことはなくなったとはいえ、まだまだ農村地帯だけにに限らず、子供を生めない嫁を白眼視する幣は残っている。

師は「生めと言われたら生めばいいじゃないですか。と言った。
「そんなに簡単に生めるくらいなら、こんなに苦労しません。」と言って泣かれるのであった。

師は懇切丁寧(こんせつていねい)に話して聞かせた。

「子供は天から授かると昔から言うように、本当に天から授かるのです。

夫から授かるのではないのです。夫を縁として授かるのです。

性生活を不潔だという心があり、夫を尊敬できないと、即ち夫の愛を拒否する心があると妊娠しにくいのです。

性生活というものは、夫婦がお互いの愛情を確かめ合うために、またそのことを通して子供が生まれるようにされてあるし、天が定められた神聖な行為なのです。

不潔だと思う心は天の心に反しているのです。妻を愛したいという夫の心が性行為にもなるのですから、あなたはそれを暖かく迎え入れなければならないのです。

女性の性器はそのように天が創られているのです。これまでの宗教が、性行為を罪悪視してきたのは間違いなのです。

しかし、それには相手を選ぶべきで、なすべき人と、なすべき所で、なすべき時に行われるのは正しいのですが、なすべき人でなく、なすべき所でなく、なすべき時でもない時に行うことには、罪の意識が伴うのです。これが人間の良心です。

だから、ご主人に心から感謝して性生活を不潔だという思いをなくして、自分の心を愛の心で暖かくして、夫を通して天上界で約束した子供を受け入れるという心になりなさい。」と。

四十歳近くになっての初産で、医者は危ないと言ったが、その人は心から喜んでいられたために無痛安産をされて十七年振りに子供を生まれたのであった。

夫を尊敬できず、性に対して不潔感を持っている人は妊娠しない場合があるからその心をなくすることである。

全く子供を生めない場合

あの世の天上界から生まれてくる時に、今度は絶対に子供を持つまい、子供を持たずに、そのために自由になった時間を他のことのために使おうということを計画して生まれてくる人達がある。

こういう人達は、夫婦はお互いに愛し合い、性生活を忌避するのでなくても、欲しいという気持ちをたまに持つことがあっても、子供は生まれない可能性が大きい。

また前世で子供を沢山持って「ああ、子供のことでこんなに苦労するくらいだったら、もう子供はいない方がいい。」と強く思った人達は、その心の通りに今生では子供を持てないことになる。

また、子供があったのではできない、何か人の為に成る仕事をして、その仕事を通して周囲の人々を幸せにすることを使命として生まれて来た人達も子供を持てない。

だから、子どものない人達は、自分たち夫婦のことだけに関わり合っていないで、社会のために奉仕することに喜びを感ずる生活をしなければならないのである。

前世で自分の子でありながら、自分で育てず他の人に面倒をかけた人は、今度は自分が他人の子供を育てなければならないと言う事になって、養子をするということになるのである。

その養子となった子供は、今生では他人の子供であっても、前世では自分の子供であったのですから、たとえ今生では自分の腹を痛めることはなくても、自分の腹を痛めて生んだと同じように育てると上手くゆくのであるが、いささかでも他人に子供を育てるのであると言う心の隙があると、養子との間が上手くゆかなくなる。

養子の場合は、その点の自分の心のあり方を大事にすることである。

子供のない生活体験をしてみて、その一生の終わりの時に、やはり子供があった方がよいと思うと、この次に生まれた時には子供を持てると言うことになるのです。

ここまで述べてきたことを、ただのこじつけと解釈するならそれも致し方なし、なるほど、それもまた道理として謙虚に受け止めて生活するなら必ずやご自身の人生が平穏なものとなるであろう。

何故なら人間の身体は医学的根拠以上に精神的影響が健全な発育や健康に与えるところが大きいということだからです。実際にそれを理論的に説明している世界の医学者の数が増えてきている。

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